キャリアアップ プリンセス☆ローズの目指せプロご主人様への道 未選択 忍者ブログ

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地元に居場所はない。と、実感したローズだったが、東京で何をしたかというと、さほど「東京に出たからこそ」やれる有意義なことは、いっさい行っていなかった。

2002年の秋からは、ファミレスのバイトを辞めていた。やはり朝のバイトは、学校があるからこそ必要であったので、学校がなくなってしまうと、わざわざ朝早く起きるということに意味を見いだせなくなってしまった。

また、単純に1年半やって少し飽きた。と、言う面もあったし、家で引きこもっていてデブになってしまったので、純粋に立ち仕事がしんどい。と、いう側面もあった。デブにとって立ち仕事はしんどい。

じゃあ、その代わりに次はどんな素敵なアルバイトをしたのか?と、言えば、「出会い系のサクラ」と、いうクソ中のクソをその頃はしていた。

場所は、コリアンタウンで有名な新大久保。その頃は、まだ韓流ブームが来る一歩手前だったので、日本人が出入りするような場所ではなかった。周りは韓国語が飛び交い、太陽が沈んだあとの路地裏は、日本にいるという心地がしなかった

勤務時間は、深夜12時から朝の5時くらいだったろうか?当時は、起きたら夜10時のニュースステーションを見て、出勤先へ向かい、帰ってきたら酒を飲みながらだらだらして、笑っていいともを見たら寝る。と、いう早寝早起きの真逆の生活を送っていた。

皆さんは、「出会い系のサクラ」と、聞いてどんなイメージを持っているだろうか?また、出会い系サイトを利用したことはどのくらいの人がいるだろうか?

聞いたことはないけれど、私の勘では、少なくとも50%以上の人が1度くらいは登録したことがあるのではないか?と、思っている。

しかし、1度登録をしたらわかると思うが、出会い系って言うけど、こりゃ全然会えないよな。と、思って、90%以上の人は「離脱」してしまうのではないだろうか?(※ただし男性に限る。女性はわからない)

残り10%の人が、世間知らずで、常識足らずで、出会い系サイトの商法に引っかかってしまうのだが、出会い系サイトの仕組みはシンプルだ。女性を装った男性が、「会いたい」として、女性にメールを送り、そのメールを受け取った男性が、返信をするたびに「課金」をする。と、いうシステムで売り上げを確保する。

KPI(目標とする重要な数字)としては、どれだけ返信を(課金して)もらうか?が、腕の見せ所のひとつめとなる。

男性側はすぐに「会いたい」と言ってくるので、そこですぐに会う約束をせずに、どれだけ世間話をするのか?が、重要なのだ。

「すぐに会うのは怖いからあなたのこともっと教えて」

「私のスペックはこんな感じだけど良いの?」

「料理だったらフランス料理が好きだけど、美味しい店知ってる?」

「この前、GLAYのライブ見てきたけど本当に良かった。GLAYのライブ見に行けるなら会ってもいいな」

いやいや、ちょっと待てよローズ。お前、男子なんだから、女性と会えるわけないじゃん。話が進んで約束の日にちになったらお前どうするんだよ。と、皆さんはお思いでしょう。

答えは簡単です。当然ですが、約束の日には、行きません。

だいたい約束の日になると病気で体調は崩すし、家族が入院するし、向かう途中で事故に巻き込まれます。

そして、ここからまた何度かの言い訳メールや世間話を繰り返し、話を引き延ばして、次に会う日を決めて、再度会う日を延長する。何度も繰り返すと当たり前ですが先方が怒るので、そしたら完全にガン無視するか、こんなことで怒るならあなたとは会えません。と、逆切れする流れとなります。

ここまでがオーソックスなワンセット。自己紹介→会いましょうか?→どこで何する?→今日ダメかもごめん→じゃあ次は・・・の流れでおおよそ20通くらいのやり取りは可能です。

さて、では男性側が女性側にメールを1通送信すると、いったいいくらくらいかかるでしょうか?

運営会社にもよると思うのですが、私が働いていたところは、1通「300円」でした。結局会えない人とのやり取りワンセットで6000円。悪魔の所業としか思えませんね。ただ、最初にも話した通り、こういったことを何度か繰り返していれば、まっとうな人であれば、これは会えない。と、してすぐに離脱してしまうでしょう。

ところが、実際には、出会い系サイトに10万、20万どころか100万、200万使っている人がざらにいるのです。実は、メールの返信をしている私たちからは、相手がどのくらいの金額使用しているか総額が見えてしまうのです。(※金額が高いほど「カモ」ということです・・・)

果たして出会い系サイトの会社は、どのような手口を使っているのでしょうか?

まて、、、次回。

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春は、始まったばかりなのか、終わりが早くも近づいているのか。そんなよくわからないあやふやな季節の境目。3月26日は、いよいよえるちゃんの卒業の日だ。

個人主義となったこの時代に、これほど「みんなに愛された」女の子は、とても珍しいんじゃないだろうか?

「ちょっとーーーーー、ローズさーーーーーーん。聞いてくださいよーーーーー。」と、いう甲高い声とともに、満面の笑みが寄ってくる。

なんといっても、私にとっては、これが、えるちゃんだ。

えるちゃんは、ちょっと、、、いやかなりおしゃべりな女の子だった。もはや300人以上のコンカフェ・アイドル経験者と話したことがあるが、その中でもトップ3に入るくらいの会話スピードだと思う。

えるちゃんの良いところは、「好き」のエネルギーがものすごく高いところだ。彼女と話すと、いつも彼女の「好き」があふれる話をたくさん聞けた。バンドの話、アニメの話、ボカロの話。私にとっては、何一つ知識が無いし、何一つ興味が無いものだったが、彼女の「好き」の熱量を見ると、だいたい彼女の「好き」が私も「好き」になってしまった


えるちゃんと初めて会ったのは、2013年9月1日。具体的な記憶は残っていないのだけれど、とにかく「良い人」ということだけ記載が残っている。

なぜ、えるちゃんが「良い人」と皆から思われるかというと、「いつでも一生懸命」だからだ。

彼女は、自分のためではなく、目の前のお客さんのためにお給仕ができた。

彼女は、自分のためではなく、周りで働く女の子のためにもお給仕ができた。

なぜ、そうしているかはわからない。

自分に自信が無いから周りのためにサポートしたいから。なのかもしれない。

自分が目立って評価をされるよりも、みんなでひとつになることが好きだったからかもしれない。

理由は、彼女にしかわからない。ただ、ひとつだけ真実なのは、「みんなのために働いている」と、お客さんも女の子も「認識」していた。ただ、それだけだ。


長年、メイド喫茶に通っているが、私は、嫌なお客さんなのでいつもメイドさんの「気持ち」を確かめている。お金を自分に対して払ってくれるお客さんに対して、サービスを提供するのは当たり前の話だ。サービスの「悪平等」が消えつつある今の日本だが、古き良き時代の習慣に染まっている私は、自分の贔屓のお客さん以外にどう接しているかで、その子の中身を図ろうとしいていた。


「アイコンはミーツの制服の写真っていう謎のこだわりが実はある"ミーツのキャスト"っていうのがあったからライブ活動もできてたんだと思うし、ライブも楽しかったしやりがいあったし大好きなんだけど、やっぱ私の根本はコンカフェだと思うので」


アイドルやコンカフェ界隈のツイッターでは、出来もしない自分の理想だけ並び立て、自分の内面すらも「SNOW化」されている美しいSNSの世界において、彼女の言葉だけは、誰もが納得する「事実」となったと私は思っている。

あれだけ個人主義のまかり通ったアイドルミーツで懸命にたくさんのお客さんに話しかける人がいるだろうか?優秀な人ほど次々と卒業し、人が減っていく萌えしゃんどんにおいて、最後までその責を全うすることができるだろうか?この2~3年でここまで「お店」という不確かで「自分を愛してくれない」ものを愛したのは彼女以外にいないのではないだろうか?



彼女のメンタルは、強靭だ。いや、「メンタルの強さ」を定義することは難しいので、正確に言えば、彼女のメンタルは、繊細で、傷つきやすく、でも強靭だ。が、正しいかもしれない。

この業界では、女の子の人の良さにかまけて、男子のほうは、ついつい心無い言葉を軽はずみにかけてしまうことがよくある。

それは、「笑い」という言葉でくるんだだけのパワハラかもしれない。それは、「冗談」という言葉でくるんだだけのセクハラかもしれない。

いずれにしても、コンカフェで働いていて、お客さんの言葉に一度も傷ついたことのない人など、【いない】と断言できるほど、今のコンカフェ・アイドル界隈は、時代遅れで、時代に取り残された悪しき日本の慣習の残るガラパゴス地帯だ。

以下はある日のパワハラ魔人のローズ氏とえるちゃんの会話である。客観的に見ると、なんとひどい会話だろうか?これで傷つかない人間がいるわけがない。それでも、コンカフェを「好き」と、言ってくれるえるちゃんは、もはや妖精を通り抜けて、「天使」としかたとえようがない。

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ロ「僕さー。えるちゃんめっちゃ好きなんだ」

え「なんでですか?」

ロ「うん、だって全然会話がかみ合わないんだもん。」
 「すごいしゃべってるんだけど、わりと話の中身全然ないよね?」

え「わかりますー。皆さんに言われるんですよね。どうしたらいいですか?」

ロ「どうもしなくていいと思うよー。自然体が一番だよ。」

ロ「動物園にいるパンダが俺、今日頑張ってパンダするぜー。って、思ってパンダしないでしょ?そのままの姿をみんな見に来てるから。」

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コンカフェ業界は情けない。「ダイノオトナガ」よってたかって20歳前後の女の子に甘えて、社会で満たされない欲求をぶつけてばかりなのだから。

そこに傷つかない女の子などいるのだろうか?そこでお客さんに話しかけないから。と、非難をできる資格が私たちにあるのだろうか?

それでも、笑顔で「ちょっとー」「ちがいますよーーーーー」「やめてくださいよーーーーーーー」と、笑ってお客さんをあしらえる彼女を、私は心から尊敬をする。

パソコンに向かって顔も向けず作業しているお客さん。ようやく口を開いたと思えば、返答に困る内容ばかり発するお客さん。に、対して、これでもか。これでもか。と、話しかけるガッツはすごい。何が彼女をそうさせるのだろうか?


これは私の持論だが、「良い人」に見えるメイドさんやアイドルさんは、実は本当は「良い人」ではない。のではないかと疑っている。

そもそも、本当にコミュニケーション能力が高く、常日頃から「良い人」であれば、こんなうらぶれた業界にくる必要はないからだ。これは私の勝手な憶測だがえるちゃんも、プライベートな環境では、決していい人ではないと思っている。

えるちゃんとの最後の日、最近の萌えしゃんどんの元メイドさんのツイッターがひどいよね。みんな彼氏とのラブラブぷりをツイートしたり、結婚報告していたり、リア充すぎるでしょ。なんて話題をふると、

「そーーーなんですよー」

「わたしーーー、あれを見るのすごい好きでーーーー」

「元・推しだった人たちは、どんな気持ちでこれを見てるのかなー?ってーーーー」

「鍵アカをわざわざフォローしたんだから、悪いのはメイドさんじゃなくて、フォローしたほうですよねーーー」

と、喜々満面として語るのである。

これが良い人だろうか?おそらく彼女は、彼女の心の内をさらけ出していないだけで、彼女が見ている世界を、彼女なりの鋭い意見で切り取り、それをたくさん、たくさん抱え込んでいるのだと思う。この業界の女の子は、世間よりも繊細でセンシティブだ。


ありきたりな表面上の称賛をしてもつまらないので、念のため彼女の闇の部分も描いてみた。えるちゃんは、悪いやつだ。\(^o^)/


ただ、そんな悪いやつでも、「良い人」に変身をさせてしまうのがメイド喫茶のすごいところである。

根暗で、人見知りで、すぐ不満ばかり言ってしまう性格も、ひとたび制服に着替えて、お店のフロアに立てば、新しい自分に生まれ変われる。そこでは頑張れば頑k張るほど、すぐに自分の「理想の自分」に変身できる魔法がコンカフェにはあるのだ。

そしてそれは、女の子だけじゃなく、その場所に通うお客さんまで幸せにしてしまう素敵な魔法だ。そんなコンカフェ業界を「好き」と言ってくれて、言うだけじゃなく、実際にみんなを幸せにしてくれて、心からありがとう。と、思っている。

えるちゃんは、自分にかけた魔法で、間違いなく素敵な女性に生まれ変わっていた。そして自分の周りのすべてを幸せに変えていた。もしも特定の女性ではなく「コンカフェ」というものが好きだと公言しているのであれば、えるちゃんを応援する以外の選択肢は無いだろう。


と、言う言葉は、自分自身への戒めだ。私は、私の独自の考えから、えるちゃんに対して、彼女の頑張りに見合った応援をしてあげられなかったと心から後悔をしている。

1周年の時にも他のイベントを優先し、2周年の時にも他のイベントを優先し、萌えしゃん丼の最後には顔を出さず、卒業ライブにも、ミーツの最後にも顔を出さなかった。


いつも、あぁ。次はちゃんとしてあげなくちゃな。と、思って、次は、次は。と、後回しに来て、とうとう最後の最後まで何もできないまま来てしまった。

挙句の果てに、彼女に対しての最後のプレゼントも、もはや伝説になりそうなくらい手抜きというか、意味不明のプレゼントを送ってしまった。

年々プレゼントの内容が手抜きになってきているな。と、思うが、さすがにあれはびっくりだ。普通の常識のある人なら、たぶん激怒する人もいるんじゃないだろうか?と、思うような内容である。

でも、きっとえるちゃんなら、笑って「ちょっとーーーー聞いて下さいよーーー。」と、彼女のコンカフェ時代の先輩に笑い話をしてくれるだろうと、心ひそかに期待をしている。

最後の最後まで甘えさせてくれたえるちゃんは、メイドとしてだけではなく、この4年間でとても素敵な大人の女性になったと感じる。見た目は小さくて可愛くて、中身は大人。最高の女性じゃないか。

彼女はまだ22歳。輝かしいほど、多くの可能性にあふれた未来が待ち受けている。持前の明るさとガッツで、社会人としても今まで以上に周りから愛されることを心から応援しています。


「ちょっと~ローズさーーーーーーん、聞いてくださいよー。」



甲高く明るく響く、あの笑顔に会える日はもう来ないのだろうか?


当たり前のことだが、寂しいなぁ。。。



それでは本日最後になりました。

えるちゃん「らしさ」を表した一曲。
「ルラ/さユり」で今日はお別れです。

と、思ったらどこを探しても動画があがっておりません。

相変わらずえるちゃんのオススメはマニアックです!!\(^o^)/



仕方がないので、卒業っぽさが出て嫌なのですが、今日は、「リングアベル/Lisa」でお別れです。


白いドレスが
天使の羽に見えたんだ

キミに僕から 幸せの魔法


またいつか。\(^o^)/


いきなりですが、仕事決まったよー。\(^o^)/

やったああああああ。
いぇええええええい。\(^o^)/

次の仕事は、なんと、
カーナビを作る。
です。\(^o^)/

工場で組み立てをしたり、
電気回路をいじったりする仕事じゃないよ。バリバリプログラム言語を用いて、ソフトウェアのほうを担当します。

初めての技術職。\(^o^)/
未経験34歳からの奇跡。\(^o^)/



と、いうわけで絶賛クソつまらない私の履歴書ですが、今後色々な紆余曲折を得て、そろそろちゃんとした仕事しなくちゃ。と、いうことで今回の転職に繋がりますよ。

「そろそろ」が遅すぎるぅうううう\(^o^)/

なんでお前無職なのに、たいしてブログ更新しないんだよ。と、思われた方も多かったと思いますが、結構必死で勉強したりWBCを見たりしてたんですよ。写真の本でだいたい7割くらい。勉強嫌いなのに、一日8時間くらいも勉強しちまったぜ。\(^o^)/






でもそのおかげで、わずか3か月で技術認定サイトで上位10%くらいのレベルに来たよ。すごいね。ローズ天才だね。\(^o^)/

と、いうことで4月1日からちゃんと働き始めます。もう赤字続きのプロご主人様はまっぴらだ。\(^o^)/

と、いう感じで、今度はお金は少し増えるけど、暇がない。と、言う感じでなかなかイベントに参加できないかもしれませんが、引き続き幣ブログはじめプリンセスローズのますますのお引きだてをよろしくお願いいたします。\(^o^)/

明日はえるちゃん卒業ブログも書くよ。\(^o^)/

4月5日(水)

なおちゃん@ハイスコア

4月16日(日)

あん様・ふうたん@メレ

4月22日

ハンプトンコート

5月26くらい

キャシさん@tidyカフェ

5月31日

キャシさん@クラムカフェ

6月25日

なおちゃん@ライムライト
2002年の冬。東京に出て以来、ローズは初めて自宅に帰った。実家を出て一人暮らしをしたことがある人にはわかると思うが、若いころは、一度都会に出てしまうと、なかなか実家には帰ろうと思わないものだ。

別に離島から船で出てきたわけではない。帰ろうと思えばいつでも帰れる距離だ。

電車に乗って2時間ちょっと。いつでも帰れると。軽く考えていたのがそもそもの間違いだった。と、いうバンプの歌があるが、近すぎるがゆえに、また時間がある時でいいや。と、目の前のことを優先して、いつしか時は流れていってしまっていた。

地方から東京に出た人にとっては、誰しもが、「東京に出て本当に良かったか?」と、思うことがあるのではないだろうか?

大学進学を決める際に、よく親から言われていたのは、「地元に残るんだったら、入学祝に車を買ってやるぞ」と、いう言葉をさかんに言われた。

確かに、地方の田舎は、車が無いとそもそもどこにもいけないし何もできない。金銭面で考えても、ひと月4万円仕送りするとして、4×12×4=96万円を4年間で支払うのであれば、車も安いものであれば十分に買える。そして「モノ」としての資産価値も残る。

幸い、地元には筑波大学というわりと評価の高い大学があった。つくばは、研究学園都市の名前通り、近所には研究機関が連なり、田舎の土地を広大に使用したキャンパスは、勉強するには最適な大学だった。

一応私は長男であるし、父親も一戸建ての家を購入してしまっていたので、いつかはここに戻らなくてはいけないんだろうな。と、いう気持ちもそれなりに持っていた。

地元に残れば、わざわざ苦労して料理をしたり、掃除をしたり、洗濯をしなくていいし、お金という面では、きっと東京よりも何倍も自分のために使うことができるはずだ。

わざわざ不健康な食材を買って調理をしておなかを壊すこともないし、ラーメンばかり食べて血液をドロドロにすることもない。

知らない人ばかりの中で、新しい人間付き合いに苦労することもなければ、地元の友人たちとの絆やつながりをさらに深めることもできる。

どうしても東京に行ってみたいのならば、夏休みでも春休みでも、電車に乗れば、1時間半もあれば都内のだいたいの場所に行くことができただろう。

あこがれていた東京の姿もだいぶ自分なりにつかめてきて、少しそんなことを考え始めた時期でもあった。


久々の実家は天国だった。まず、家にお風呂があるのが素晴らしい。片づけが苦手な母親だが、それでも自分の住んでいるアパートよりは断然綺麗だ。何より違いを感じたのは、布団の心地良さだ。

一人暮らしを始めて以来、布団のシーツは洗わないし、干しもしなかったので、自宅の布団は、いつもぺったんこだった。布団は干すことで、こんなにふかふかになるのかと感心したものだった。

恐れていた父親との面談は、思ったより穏やかに決着を迎えた。大学を続けるかどうかは、この春までに決着をつけること。もしも自分の望む結果が出なかった場合は、きちんと大学に戻ること。を、伝えると、それなりに怒ってはいたが、壮絶な言い争いなどになるなどのことはなく、男子特有の感情を抜いた、論理的な話し合いで帰着した。

ひとまず、一番の目的であった父親との話し合いを終えたローズは、もう一つの目的であった、成人式へと参加をした。

特別成人式に参加することに興味はなかったが、その頃はなんとなく地元のことや、あのころの自分を思い出してみたかったんだろうと思う。

成人式では、特に仲の良かった友人に会うこともなく、その後の飲み会などに参加することもなく終わった。

当然といえば当然かもしれない。つい最近まで携帯を持っていなかった私は、中学時代の友人とは一度も連絡を取っていなかったし、仲が良かった高校時代の友人は、みな私とは違う市内の人間だった。

顔は覚えているけれども、名前が思い出せない中学校時代の友人たち。きっと今でも仲良くしているのだろう。全員が知らないというわけでもなく、何人か仲の良い友人は見かけたが、私はわずか5年間という短いながらも、確かにあいてしまった空白の期間から声をかけることができなかった。

なんとなくだが、この人たちは、自分は違う価値観なんだな。と、感じ取ってしまったからだ。

最近、「マイルドヤンキー」という言葉が注目を集めている。どういう言葉かをざっくりというと、「地元指向が強く内向的、上昇志向が低いなどの特徴がある。」人物のことらしい。

端的に言えば、地方の狭いつながりの中だけで生きてきて、小学校、中学校時代の友達と、いつまでも永遠に続く平和な日常を夢見ている。変化を嫌い、仲間内には優しく、外から来るものを拒む。見た目は若く見えるが、やっていることは昔からよく地方で言われるような「村八分」の精神で、ワンピースやエグザイル、AKB48など、「集団」や「絆」を愛する人々だ。

別にこの生き方が悪いという風には思っていない。自分が目指す理想を実現するために、その行動が最適であれば、その生き方はその人にとって正解なのだろうと思う。

ただ、冒頭の問いに再度答えをつけてみるのであれば、「地元には自分の居場所はなかった」の、一言に尽きるだろう。

人間は、日々価値観を変えながら生きていく。あのころ楽しかった場所も、今は自分にとっては必要ない場所となってしまったのだ。テレビで成人式で暴れる新成人の姿をうらやましく思いながら、新成人のローズは、静かに東京へと帰っていった。
2002年は、日本で初めてサッカーのワールドカップが開催された年だった。ブラジルからはロナウドが。イングランドからはベッカムが。世界中からスターが日韓に集合し、サッカーに興味のある人から、ルールなんて知らなかった人まで、誰もがテレビに熱中した。平均視聴率の最高はなんと驚異の66%。紅白が落ち目の時代に、日本国民が最も団結したのを体感した2週間だった。

もちろん私も熱中した。今の生活のどこにも居場所が無いローズは、せめて「日本」という括りに入れてもらうことによって、なんとか自分のアイデンティティを保とうとした。
日本が勝利するたびに、まるでわがことのように喜び、日本が負けてしまったときは、まるで自分がダメであるかのように、目の前の選手たちと一緒に戦っていた。

ワールドカップが終わるころには、今風に言えばワールドカップロス。平凡な日常が待っていた。そして、時間が経つとともに気づき始めた。

サッカーの日本代表が勝っても、自分の人生は何一つ変わらない。サッカーの日本代表が活躍しても、私は何一つ評価されるわけじゃない。

人の応援をしている場合じゃない。自分自身のワールドカップは、自分で作るしかないんだ。主役は自分でなるしかないんだ。と。

同じようなシーンが、カイジシリーズで有名な福本先生の「黒沢」で描かれているが、そのシーンを見た時に私は心底驚いた。まるで自分の心を見透かされたようだ。と。

人生20年。不器用で短いながらも、ようやく自分の足で歩いてみて、見つけたことがこの年には2つあった。

ひとつは、大学に入ることが人生の終わりではないこと。大学入学はゴールではなく、単なるスタートでしかないことだ。

恥ずかしながら、高校時代の私には、さして明確な将来を描いていたわけではなかった。なんとはなしに、東京に行きたいな。と、思い、なんの根拠もなく東京に行けば、なんとかなる。そんな甘い気持ちでしか、自分の未来なんてイメージしていなかった。

そしてその時代には、きっといい大学さえ入っておけば、その後はたぶん、それなりの会社に就職し、それなりのお嫁さんを迎え、それなりの人生が過ごせるんだろうと思っていた。

大学でどんなことをするのかも。社会人になって、どんな仕事をするのかさえ、自分でイメージもできていないのに。

何かしたいことがあって、それを達成するために大学に、学部に入るのにまるっきり行動が逆転していた。

それでもきっと誰かが何とかしてくれる。自然となんとかなると思っていた。1年経っても誰も何もしてくれなかった。

仕方がないので自分でやりたいことにチャレンジしてみた。チャレンジさえすれば上手くいくかと思っていた。上手くいくいかないの前に、自分のやりたいことなのに全力でチャレンジができていなかった。

一応自分なりに努力をしてみた。それなりに企画を書いたり、漫才の台本を書いたり、古典の落語、戯曲から最新の漫才、テレビを見たりしようと思ったが、結局「しなくちゃいけない」の義務感からその努力は続かなかった。

このころのローズの目標はふたつあった。ひとつは、フジテレビが主催する「バラエティプランナー大賞」と、もともと文化放送が主催していた放送作家コースで、成績優秀者に対する作家事務所への推薦のふたつだ。

そして、この二つのどちらにも引っかからなければ、放送作家になることをあきらめて、大学に戻ろうと決めていた。

本来なら、1年で成績を出すことなんて難しいのは理解していたが、勉強をする。と、いう名目で東京に出てきていたので、親の手前、1年で結果が出なければあきらめよう。と、最初から決めていたのだ。

青春時代の1年は、長いようで本当に早い。ローズのチャレンジの1年が、そろそろ終わりを迎えようとしていた。
青い春と書いて青春。と、いうが、実は青春以外にも人間には、朱夏・白秋・玄冬と、いう言葉がある。春が来れば当然熱い夏が来るということで、30代の私はまさに朱夏として人生を謳歌しているのだが、大学2年生、20歳のローズも、今とはまた違った若い春を過ごしていた。

このブログをずっと追い続けている人ならわかると思うが、残念なことに、ローズは20歳になっても特に彼女はいなかった。

工学部は、単純に女性が少ない環境である。私がいた化学系の学部では、6:4くらいの割合の比率だが、数学系、物理系へと進むほどに、女性の比率は少なくなり、一番少ない機械系の学部だと、100人に3人くらいの比率でしか女性が存在しなくなる。オタサーの姫以上の姫っぷりだ。

ただ、大変恐縮なことに、理系に進む女子は、一言でいえば、あれだ・・・。うん、その、あの、勉強のしすぎだ。きっと。

理系女子、略してリケジョなんて言葉があるが、実際にそんなブランディングは、価値が無いと正直思う。

そういう意味で言えば、理系の大学に行ったわりに、演劇部と合唱部に所属していた私は、だいぶ恵まれていた。やっぱり演劇部は男女比1:1くらいだし、合唱に至っては、近隣の女子美術大学と合同で練習をしていたので、男子よりもむしろ女子の比率の方が高かった。

統計学的に考えれば、女性との接触回数に比例して、自分と合う女性と巡り合う可能性は高くなるので、それなりにチャンスはあったのではないかと思っている。(と、信じている)

そもそも、仕事でも、バイトでも、サークルでも、何かを限られた環境で一緒に行う作業をすれば、それなりに勘違いも生まれるものだ。事実、周りには、何人か付き合ってるカップルも現れ始めた。

そういう話を聞いたり、見たりするたびに、いいなー。とは、思ってはみるものの、心の底から、「リア充爆発しろ」だなんて、気持ちには一切ならなかった。

事実、サークルでは、夏休みや春休みに、合宿だったり、1泊旅行が企画されていたり、そうではなくても、近所の体育館を借りてバトミントン大会などゆるい感じの大学生ライフが企画されていたが、正直全然興味が無かった。

団体でも、個人での付き合い問わず、女性と何かをすることにさほど興味が無かった。そんなことより、という表現は変だが、脇道にそれず?一心不乱に一緒に何かを作っているほうが、私にとってはよほど気持ちよかった。

これは正直今になっても変わらない。この業界にいる限り、推しの子と付き合いたい。結婚したい。と、いう考えは誰しもが持っていると思うが、私にとっては、それは少し面倒だな。と、感じてしまう。

極端な話、今の一推しのふうたんが、デートをしてくれると行っても、それはなんだか面倒だな。と、思ってしまうダメな思考回路の持ち主だ。

オシャレなカフェやユニバでデートをするよりも、一緒に、これからの活動や、新しい企画を一緒に考えてくれるほうがよほどうれしい。そういう意味で、ふうたんは、会議なんかを開いてくれて、私にとっては一番の推しとの距離感を構築してくれるな。と、満足している。(嫌なファンだけど)

なんて、本質を持ってはいたものの、やはり若いころには、少しは浮ついてもいいかな?と、思いローズは、20歳にしてついに携帯を手に入れた。

携帯を購入したら、当然メルアドを交換し、女子とメール交換をできる。と、うきうきしていたが、メールは何度送っても届かなかった。

小文字が違うのかな?数字とアルファベットを間違えたのかな?色々確かめてみたが、送れなかったので、送るのはすぐにあきらめた。

今となっては、なぜ送れなかったのかはすぐわかる。ドコモ宛のメルアドを、@dokomoで送っていたからだ。

そんなローズ20歳。彼女ができるのはいつになるのだろうか?
今日はふうたん占いとえるちゃん追い出しにミーツに行ったので一回お休み。

リプ返しまーす。\(^o^)/


>あおい姫

「母」の影響。\(^o^)/

あおいちゃんのお母さんとローズは同じくらいの年齢なのかもしれない。\(^o^)/

春を愛する人はメジャー曲ですが、ALL STANDERD YOUと 綴れ織りとは、なかなかコアな曲を選んでいますね。\(^o^)/

つづれ織りは、PVが感動的過ぎてやばいよね。長くGLAYのファンをしている人には、涙腺崩壊必死です。\(^o^)/

しかも「胸懐」まで読んでるとか、重度のファンですやん。\(^o^)/彼女がいたどころか、ファンとお付き合いしてるからね。\(^o^)/

あの内容を読んでから、GLAYの曲を全部聞き直すと、めちゃくちゃ泣けるよね。歌詞の理解度が抜群に深まる。

タクローは男前だと思うけど、若干気持ち悪いところもあるよね。妄想が激しすぎる。\(^o^)/GLAYで唯一タクローがボーカルをした「お前と共にある」とか、まじ女々しすぎるからね。\(^o^)/

でも、好き。\(^o^)/


GLAYは、すべての曲が好きすぎるけど、やっぱり一番は、pure soulかな。そのあとに、サヴィルロウ、生きがい、笑顔の多い日ばかりじゃない、なんか好き。暗い歌ばかり。\(^o^)/

なんて、言いながら実はGLAYのライブ一度も行ってないから、ヒサシのピックだけじゃなく、普通にうらやましいなー。

今のGLAYは、おじさんになっちゃって、タクローも幸せになってしまったからか、平凡な曲しか書いてないんだけど、たまには思い出して、応援してあげてくださいね。\(^o^)/

久しぶりのコメントありがとう。\(^o^)/
大学2年生からの生活は、本当にひどかった。「学校」という括りがなくなったので、基本バイト中心の生活へと変わっていた。しかし、バイトのシフトは変わらず朝の時間帯なので、バイトが終わったらどうしていたかというと、学校へ行かず、そのまま自分の店で酒を飲むというクズみたいな生活だった。

ファミレスというのは、酒を飲むという面ではコスパが良い。最近は、吉野家などで、ちょい飲み。と、いう概念が流行りだしたが、ファミレスのモーニングで、ビールを飲むというのは、至高の行為だ。キンキンに冷えてなくても、その背徳感は究極のつまみになる。しかも従業員であれば、25%引きになるし、なんか頼んでないものも勝手に出てきたりもする。

皆が会社へと向かう中、外回りでひと休憩している中で、自分は特に何に悩むわけでもなく、苦しむわけでもなく、未来を投資して今の快楽を得る短絡的行為。大学生の醍醐味だ。

お昼の時間までいるとさすがに邪魔なので昼前には、家には帰る。家で少しだらだらしたり、昼寝をすると、サークル活動に参加するために、大学へと向かった。大学の授業には出ないが、部活動だけ出る。親に学費を出してもらっているのに最低の行為である。

家でだらだらするときも、基本酒を飲み続けている。一升びんの焼酎を、ロックで飲んでいただろうか?ローズを知っている人ならわかると思うが私は、お酒が弱い。弱いにも関わらず飲み続けていたのは、寂しさからだろうか?

人間は、「無所属」という孤独には弱い。どれだけブラックば職場でも、塩対応の現場でも、自分を認識し、正にしろ負にしろ、何かを与えてくれるものをありがたいと感じる存在のようだ。ちなみに最近、無意味にお酒を飲み続けているのだが、やはりそれは孤独だからかもしれない。

お酒を飲むだけならまだよかったのだが、ローズは、「大食い」であったのも性質が悪かった。一人暮らしの自炊は、量を調整するのが難しい。面倒だから余ったらあとで食べればいいや。と、多めにご飯を炊くのだが、結局1回ですべて食べてしまう。

少しずつ、少しずつが積み重なり、最終的には、1回に4合も白米を食べるようになっていた。一人暮らしなのに5kgのお米が、だいたい2週間でなくなっていた。

お金もそんなに余裕があるわけではないので、当時の自炊の定番が、①ご飯4合に②鶏肉500g が定番のおかずだった。もちろん、鶏肉は、ブラジルかどこかの胸肉で2kgで480円くらいの価格でクソまずかった。まずいからご飯を食べれないので、仕方なく卵と醤油をかけまくっていた。醤油も2週間で500mlくらい使っていた気がする。

他にも、甘いものも好きだったので、デザートも好き放題むさぼっていた。誰もが夢見る、1Lのアイスクリームをそのままスプーンで食べてみたり、誕生日には、ケーキをワンホールひとりで食べつくしてみたりしていた。

一人暮らしでやりたかったことの「夢」が
あまりに小さすぎると思うが、それはそれで大人になる通過儀礼で必要なことだったと今では思っている。

そんな生活を続けていたものだから、1年生の時にはスリムになった体系も、すっかりリバウンドをしてしまった。

痩せてるに越したことはないが、当時一番ショックだったのは、「献血」を断られてしまう健康状態になったことだ。

当時の私は暇を持て余していたので、無料で楽しめる?献血がひとつの趣味だった。しかも、吉祥寺の献血ルームは、特定の曜日に
献血をすると「占い」をしてくれるので、わりと頻繁に通っていた。

ところがある日、献血前の事前検査をすると、あなたの血液は、油でギトギトなのでいりません。また、痩せてから来てね。と、言われてしまった。

まさか、20歳の優良な血液を恵んであげようと、学校にも通っていない酒くずが、唯一持っているであろう、健康と若さを否定されたときの気持ちが皆様にわかるだろうか?

すべては自業自得という言葉がふさわしいのだが、そんな人生の流れに気づくわけでもなく、最低最悪な20歳の時はまだまだ流れていく・・・・。
ずっとあこがれていた東京生活も、あっという間に、1年が過ぎ、ローズは、大学2年生になっていた。

19歳の誕生日を迎え、いよいよ20歳の成人になろうという年だったが、ローズは、この年から、急に大学に行くことを辞めてクズ中のクズの生活を送り始めることになる。

どうして大学に行かなくなったかは、今となってもよくわからない。あえて言えば本能的に違う。と、思った。としか、言いようがない。

別に勉強が著しくできないわけではなかった。確かに、バイトやサークルにかまけて、勉強をおろそかにしていた面はあったが、単位自体は、すべて取得をしている。

確かに友達は少なかった。だが、少ないながらも、ある程度話せるし、尊敬できる先輩がいる居場所も見つけていた。

誰かに何かを誘われたわけではないが、ちょうど時代は、お笑い芸人ブームであり、その背景にある「放送作家」という存在が認識され始めた時期でもあった。

なんとはなしに、ネットを眺めてい時に、文化放送の「放送作家育成コース」のキーワードが検索に引っかかった。確か週に1回、年間20回前後のコースで20万円くらいの金額だった。ローズは、無意識に参加を申し込んでいた。

今になって考えれば、そもそもこんなものに申し込んでいる時点でセンスが無かった。2000年くらいから、ユーキャンや漢字検定の資格試験が流行り始めるように、お笑いで言えば吉本のNSC以外にもお笑い学校を始めるプロダクションが増え始めた時期でもあった。

ダサいなぁ。と、昔の自分を思ったりもするが、今まで何も考えずに、「勉強」と、いうかなり開拓された分野しか歩いてこなかったお坊ちゃまからすれば、それは確かな一歩に繋がったので良かったかもしれない。

第2期だったか3期だったか忘れたが、放送作家というマイナーな職種にも関わらず、講座の受講者は、全部で30人近くいたのを覚えている。

そこには、私のような放送作家なんて今まで知らなかったよ。と、いう人間から、すでにある程度の知名度を築いているお笑い芸人、ハガキ職人まで様々な人間が混じっていた。
全体的に塩嶺は、20代中盤から後半がほとんどで、ローズの19歳は、おそらく最年少の年齢だったと記憶している。

講座の主体となっているのは、東京フレンドパークや、オールスタークイズ感謝祭などの製作を手伝っている、作家事務所だった。この講座の成績次第では、事務所に入所できる。と、いうのが、お笑い事務所主体などの育成コースの一番の売りだった。

放送作家とは、何かというと、端的に言えば放送に関する文章を書く仕事である。一番王道なのは、テレビの台本を作成すること。当たり前だが、テレビは最初から最後まで一言一句セリフが定められているものなのだ。(アドリブで内容通りにいかないことがほとんどだが。)

また、ロケ先での台本ももちろん書くし、ロケ先で撮った映像を、ディレクターが編集しそこにさらにナレーションをつける仕事なんかもある。

ナレーションの仕事は、グルメ系の番組だったり、動物の生態を追う番組などでかなりの重要性を占めることになる。

上記の仕事が放送作家の主な仕事なのだが、そこから広義の仕事として、企画・立案の仕事や、クイズ番組のクイズの作成、情報番組であれば、その信憑性の裏を取るリサーチャー的な仕事まで、さまざまだ。

華やかな会議などをイメージして参加をしたが、どの業界・どの業種も、下働きとか地味な作業というのはつきものだ。こういうセミナー系の講義は、派手な講師が、あることないことをまくしたてたふわっとしたもので終わるケースが多いが、この講座は、地味なものばかりだったのはある意味良かったな。と、思っている。

当時はまだまだその意味を理解できていなかったが、その時に学んだ、会議でのファシリテーション技術、アイデアの発想法はのちの仕事にもしっかりと活かせているので、30万円は、決して無駄ではなかったと思っている。

そうして、20歳になるローズは、今までとまったく違った、放送作家(を目指す)生活を始めることになる。
2001年といえば、なんといっても、9.11の世界同時多発テロの時代だった。無知でおろかなローズは、画面の前から広がる衝撃的な映像からも、リアリティを感じることができず、ただ、アメリカも何かと大変だな。くらいの感想しか持てていなかった。

今までは狭い狭い空間に閉じこもっていた高校生活から、急激に交友関係も活動範囲も拡大され、目の前の生活に必死だった大学1年生には、無理もない話かもしれない。

学校に、部活に、バイトにと多忙な生活を送っているように見えるかもしれないが、大学生活は、それなりに趣味に時間を費やせた貴重な時期でもあった。

そもそも、大学生とは、前期が4月~7月、後期が10月から2月前半しか授業が無いので、8・9・2・3月は、ほぼ暇である。これに祝日と土日が加われば年の半分くらいは休日なのだ。

自由な時間があった時に、とにかく都会?で、最初にはまったことはカラオケだった。

恥ずかしい話、田舎には、そんなにカラオケボックスというものが無い。今は、チェーン展開するお店が郊外店にも進出しているが、当時は、カラオケは田舎では珍しい存在だったのだ。

もともと歌が好きだったローズは、当然のごとく?カラオケにドはまりした。当たり前だが、今も当時もカラオケといえばひとりである。

駅前のピエロというカラオケ店は、最大8時間までフリータイム500円で行けたので、休日は、8時間、本当にひとりで歌いっぱなしの時間を過ごしていた。

当時の私の持ち歌は、GLAYとXJAPANとhide。浅く広くはまるよりも、狭く深くはまるタイプなので、基本的に好きになったアーティストは、シングルB面・アルバム曲をふくめてほぼすべての曲を歌うことができた。

Xは、そんなに曲数が多くないので問題ないのだが、当時の時点でもGLAYは、200曲近くあったので、1曲4分と考えても、8時間では、到底すべての歌をうたうことができなかった。

最初は、お気に入りの歌を順番に入れていたりしていたが、何度か足を運ぶうちに、何を歌うかを考えるのが面倒になり、ア行から、順番に入れていく。と、いう作業的な歌い方をしていたが、当時の私は何が楽しかったのだろうか???

そんな感じのことを、暇な時期は週に1~2日もしていたので、GLAYの曲なら、ほぼすべての曲を、歌詞を見ないで歌うことができた。

そもそも、ひとりでカラオケをしていると、自分でどんどん曲を入れないといけないので、歌を歌いながら新しい曲を入れなくてはいけないことになる。楽しい。と、いうよりは、義務感と作業感でいっぱいだ。

おかげさまで?カラオケで歌をうたうことの意味については、かなり意義深く考察する時間を持てた。

個人的には、カラオケは、演劇と一緒で、歌は台本だと思っている。そして、本というものは、勉強と同じで、読むだけでは自分の中に落とし込めず、やってみて初めて価値が出るものだと思っている。そう、「わかる」と「できる」は違う。と、いうやつだ。

演劇でも、歌でも、アイドルでも、漫画でも、本でも、ゲームでも、メイドでも、「表現の手段」が違うだけで、根本を表しているのは、目の前にいる「人間」だと思う。

同じ台本のセリフを読み、同じ衣装をまとっていても、目の前にいるのは、その演技を通じた「人間」であり、不思議とその人間の「生き様」が透けて見えてしまう。

歌も同じだと思っている。ただ、音程やリズムを合わせればそれでいいかというと、それは、違うと思っていて、そのメロディ、歌詞を自分で解釈して、表現することによって、その歌を書いた人の気持ちもわかるし、それを「そう解釈した自分」を発見することができる。

日記と同じかもしれないが、ひとりカラオケも自分と向き合う作業なのだ。

そういう観点で歌をとらえているので、個人的には、採点機能で点数をあげようとすることに、喜びを感じている人がいまいちわからない。

別に機械が何点をつけようとかまわないじゃないか。音程が外れていようと、リズムが狂っていようと。その歌を、そのように感じ、そのように表現したいならそれでいいじゃないか。だって、それが自分なんだから。

こういう観点でカラオケに行ってくれる人がいたらいいな。と、思うのだが、今までそういう人に出会ったことが無いのが残念である。

複数でカラオケに行くのは、悪くないが、誰もが知っている曲で、うわべだけ盛り上がって何が楽しいのだろうか?誰も知らない俺だけの歌を、俺だけの解釈で聞かせるような。そんな付き合いがしたいと思うのだが、それは贅沢なのだろうか・・・。
えー。男の道楽と言いますと、飲む・打つ・買うの3つがございまして。だいたい、世の男性たちは、この3つが好きなんでございますね。まぁ、中には、俺は、博打は嫌いだ。と、いう方もいれば、俺は、お酒は合わないんだ。と、いう男性もおりますが、俺は女は嫌いだ。なんて、男性は、めったにおるものじゃございません。

ただ、好きといってもその女性の好きさ加減については、差がありまして。俺は週に1回メイド喫茶に通えばいいんだよー。と、いうお方から、俺は毎日でも通いたいくらい女が好きなんだ。ひとつじゃ我慢できないから、3つをまわしているんだぜ。と、いうお方まで。なかには、俺は女が好きすぎて、むしろ俺がメイドになりたい。なんて、わけがわからない話も耳にします。世の中とは、まことに不思議なものでございますね。

さて、今日は、その不思議な男と女の話。


と、いうことでこんにちわ。\(^o^)/
黒姫亭薔薇男でございます。\(^o^)/


さてさて、前回ずたずたに切り裂いた?大阪のコンカフェ事情でございますが、当事者となっては、なかなかつらいところはあるものの、部外者となって閲覧?観覧?する分には、面白いところもございまして。

お客さんとメイドさんの会話というのは、コンカフェにおける最高のつまみでございますね。

そんな最高のつまみとしては、ナスカには至高の「おでかけシステム」というものがございまして、こちらは、どういうシステムかと申しますと、こそこそ女の子と店外をするくらいなら、お金を払って自分の系列店でお金を落としてくれよ。君が払った分のお金は、女の子にも還元するからさ。と、いう、経営者・女の子・お客さんにとって三方良しのシステムでございます。

もともと会話量という意味では十分なナスカですが、1:1でのおでかけになると、それは普段なしえないくらいのレベルでお話をできるのですが、それでもうまく話せないお客さんは、とてもいとおしいものですね。

例えば先日、運よく?隣で会話を盗み聞きしていると、

女の子
「髪切ったんですけどー、なんだかいまいち合わなくて。ウィッグでも買おうと思うんですけど、ポンバシってどの辺のお店が良いんですかね?」

お客さん
「・・・わからんよ。そういうのはメイドさんに聞いたらいいんちゃう?」


・・・惜しい!
確かに話題を振るという意味では、パスが出せているけど、会話が苦手なオタクの人には、ウィッグの話題は少し難しい。


次のターン。


女の子
「ポンバシって、本当にいい場所ですよね。みんないつも優しくしてくれて。私、お昼は仕事をしてるんですけど、なんかめっちゃ怒られるんですよー。どうしたらいんですかね?」

お客さん
「・・・。
 ・・・・・・・・・・・。
 もっと、頑張るしかないんちゃう?」
 
どフリー!!
そのパスは、完全に周囲を置き去りにして、ゴール前のあなただけのために出したパスなのに。\(^o^)/

合わせて!
触れれば、どんな返事でも決まるキラーパスを、ちゃんと受け取って。\(^o^)/


と、いう感じで60分のやり取りが繰り返されるのですが、冷静に考えると1時間3000円は安いですね。これだけ女の子が気を使ってくれるのであれば、私は激安だと思います。

これは、ディスってるわけでもなんでもなく、ナスカのお出かけお勧めですよ。彼女たちにとってはフェアトレードではなく、不利益ですが、同じ値段を他で使用している人は、絶対おすすめなんですけどね。


ただ、それとは別に先週お話をした、女性側の論理も、私は個人的に当たり前だし、むしろどんどんやればいいのにな。と、思います。自分の価値は、自分であげていくしかない。

「マンスプレイング」と、いう言葉をご存知でしょうか?

http://wotopi.jp/archives/4370

まぁ、端的に言うと、男性上位の考えから、女性を見下し、その立場を利用して「教えてあげる」「応援してあげる」と、いう態度のことです。

いいですねーーー。。
そういう視点で見ると、メイド喫茶、マンスプレイングの「温床」ですね。\(^o^)/

そもそも、女性にメイド服などを着せて、「ご主人さま」と呼ばせて、ご奉仕させる。文面で見れば、ド変態ですね。\(^o^)/

メイド服以外にも、セーラー服だったり、チャイナ服だったり、ウェディングドレスだったり、さまざまな服を着させて勤労させる。それだけでは飽き足らず、チェキでその姿を記録し、収集する。誰かれかまわず軽い「好き」をばらまき、推してあげることに感謝を強要する。

ド変態の極みですね。\(^o^)/

それだけに飽き足らず、定期的にイベントをさせ、投票による順位付けを行い、そこで勝つために、戦略を考えて「あげたり」、応援をして「あげたり」、頑張ってるか頑張っていないかを判定して「あげたり」、ご主人様は、本当に素敵な方ですよね。さすが、私のご主人様。\(^o^)/

男子は、馬鹿だな。と、思うんですよ。
男子は、本当にバカ。

例えば、女性の体だけが目当てならば、「風俗」という業種だけでことたりるのに、わざわざ同程度の金額で、キャバクラ、スナック、ガールズバー、メイド喫茶という業態が成り立っているのは、すなわち、体の関係以外のものを満たしてほしいという「需要」があるからなんでしょうね。

そして、そこで自分が男であることを「再認識」させて欲しいんでしょうね。

自分が面白いということを。
自分が仕事ができるということを。
自分が他の人よりも上だということを。

その形は人の数だけあれど、何かしらを認めて、男の人を男たらしめてあげるのが必要なのでしょうか?

昔、キャバクラで働いていたという人に何がつらいか聞いたところ、「一方的に説教、否定、ダメ出し」をされるのが辛い。

と、いう話を聞きました。

個人的には、お酒を飲まなくちゃいけないのがつらい。同伴出勤などの営業がつらい。体の関係を求められるのをかわすのがつらい。だと、思っていましたが、そういう「需要」もあるんですね。

そしてそれが変形することによって、アイドルの現場では、「目立ちたい」という承認欲求から、自分が主役になるような目立ち方をしてしまうケースが出るのでしょう。コンカフェでも同じように、主役であるべきメイドさんの舞台にずけずけと入り込み、承認欲求を満たすお客さんがいるのでしょう。

そうしてみると、メイド喫茶って、古い日本の価値観の象徴、巣窟、伏魔殿。みたいですね。

「頑張ってる」女の子を承認するって、生産性を無視した、長い労働こそいいことだ。と、いうブラック企業の論理そのものですもんね。

それを承認・共感・応援することで、自分もブラックな環境を作り上げてることに気づかないのでしょうか?


でも、だからこそ、「逆の立場」で考えれば、それが「売り」に「お互い」なるんですけど、それをしない男たちと女たち。

実に興味深い関係ですね。


最近、思うんですが、「個人」を大事にする時代とは、すなわち万人が万人に主張をし、時に「個人を守るために」争う、「万人の万人による闘争状態」が、来ると思うんですよね。

まぁ、「争ってはいけない」と、いうのは「争ってもらっては困る」勝者側の論理であるので、最近のこういう風潮は大歓迎です。

自分の大切なものは、自分で手に入れましょう!!\(^o^)/


さーて、今週の予定です。

ちょっとライブとか減っちゃうけど、
決してやる気がないわけではありません。\(^o^)/

3月19日(日)

ストフェス?

3月20日(月)

りこちゃん@じぇいぶり

3月22日(水)

ふうたん占い@タイディ

4月16日(日)

あん様・ふうたん@メレ

4月22日か23日

ハンプトンコート(たぶん)

5月26くらい

キャシさん@tidyカフェ

5月31日

キャシさん@クラムカフェ
大学1年生の時期は、とにもかくにもパワフルだった。私の人生の中で最もアクティブな1年だったのではないだろうか?

朝は、5:30に起きて、6:00からバイト。昼は、(形だけでも)授業にすべて出て、成績はともかくフル単位を取得。夕方以降は、サークルに顔を出すか、バイトをするかで埋まり、帰宅するのは、だいたい深夜12時前後がほとんどだった。

そこから、ローズが自分ですごいな。と、思うのが、自分で日記をつけ始めることだった。大学受験からの習慣と、特に誰も話し相手が無かったことから、コツコツと日記を毎日つづり続けていた。

しかし、3か月もすると、その頻度は徐々に下がり、その舞台先は、ネット上に移りつつあった。ブログなんてオシャレなものではない。当時は、「掲示板」というHPに付随する、来訪者の足跡のようなスペースだった。

ロリコンで名高いローズ氏は、当然ながら、お気に入りの子役さんが何人かいた。インターネットで、その番組や、子役さんについて調べているうちに、いわゆるファンページにたどり着いた。

最初は、こっそりと眺めているだけで満足していたのだが、そのうちひょんなことから、ついつい書き込みをしてしまった。それが間違いの始まりだった。

そこの人たちは、とにかく「良い人」が多かった。同じ趣味を共有していたからこその価値観の近さもあったかもしれないし、当時の「ネット文化」のマナーの良さも原因だったかもしれない。

最初は、これからも隠れてみていますね。と、「隠れファン」として書き込みをしていたローズも、あまりにみんなが優しいレスや反応をくれるので、途中からは、これからは、×××でガンガン書き込む「×××」になりますね。などと、名前を変え、そしてその名前のとおりめちゃくちゃ×××で暴れまくっていた。(※正式名称は、検索したら出てきちゃう黒歴史なので内緒。)

幣ブログをご愛読の皆さんなら予想がつくと思うのですが、当時の私の熱量たるや、今の比ではないですよ?今までのブログの5倍の熱量と10倍のひらめきを「人の」掲示板にぶつけていたという、黒歴史を持っているのが、何を隠そうローズの源典だったのでした。

深夜12時過ぎから毎日、毎日1時間近くも2000文字以上の内容を「人の」掲示板に投稿し、自分に絡んでくる人には10倍返しのコメントを、自分に絡んでこない人にも絡むさまは、まさに悪質な「荒らし」と呼ばずになんと呼ぶのであろうか?

そんな私でも「ひょうちゃん」と可愛がられ、たくさん愛してくれた感謝の気持ちは、今となっても変わらない。ネットにおいては、誰でも、どんな人でも、リアルでは気に入らなくても、受け入れる。と、いう姿勢が、その当時に教わった人生の大切なことだった。。

最近ツイッターから引退気味のローズであるが、理由のひとつは、交錯・共有する場所としての、一般化。と、いうことが一番の大きな要因である。

当時は、インターネットにアクセスするためには、携帯電話から気軽に。などとは、不可能で、わざわざプロバイダ契約をして、さらに自分が興味を持っている場所を探し出してきて、アクセスをしなければたどり着けなかった。

当然ながら、そういう場所にいる人たちは、「なみなみならぬ情熱」を持っている人たちで構成されている。コア中のコアのファンだ。

通常の軽い気持ちで足を踏み入れるには、高すぎる居場所だが、もしもそこで自分と同じ価値観の人を見つけ出すことができればそこは何物にも変えがたいパラダイスとなる。

今のインターネットからは、信じられないほど、濃密な空間は、今となっては、幻や、美化され過ぎた思い出なのかもしれないと思う時がある。

黎明期のメイド喫茶もおそらく同じような形なのだろう。最初は限りなく気の合う人たちで構成された集合体が、次第にメディアに、大衆に消費され、一般化された場所となってしまったのかもしれない。

大きいことは良いことだ。と、いう思想が流行った時期ではあるし、当時の私も確かにそう思っていた。しかし10年経った今、振り返ってみると、新規参入、ファンの多さを求めることは、正しいとは断言できない自分がいることに気づく。

あの時の私に、その場所を大切にしろよ。と、伝えたいのに伝えることができない体験というのは、大人になった証拠なのだろうか?
今までバイトをしていなかったのでお金がなかったローズも、アルバイトをしてだいぶお金に余裕が出るようになった。最初は、週に2回ほどで入る約束をしていたが、最終的には、夏休みなどは、月25日も入っていたので、18歳の田舎者が持つには、大きすぎるバイト代を手に入れることができた。


しかも秋からは時給2000円の家庭教師のバイトもしていたため、一番稼いでた時は、月に15~6万手取りであったのではないだろうか?今思えば、金持ち過ぎる。

そのアルバイト代を何に使っていたか?と、いえば、おもに「飲食代」だった。

当時は、BSE問題で、牛肉が普段よりも格安で食べられる時代だったので、ひとりで焼肉を食べまくったりもしていたし、西荻窪は、飲食店が非常に多い地域だったので、目につく飲食店を片っ端から制覇していった。

毎月10万円くらい外食していたのではないだろうか?エンゲル係数が高すぎる・・・。

中でもはまりだしたのは、ラーメンだった。当時はそんなにラーメンにドはまりをしていなかったので、有名店にわざわざ足を運ぶことはしなかった。しかし、自分の足で探し、舌で感じた名店を見つけることが何より楽しかった。

一番最初に衝撃を受けたのが、荻窪のめん家。

https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131906/13006228/dtlrvwlst/

荻窪といえば、春木屋が有名で、しょうゆ味のオーソドックスな味付けが地域に根付いているのだが、めん屋も同じく鶏ガラ醤油のコクの深い、正統派ラーメンだった。

このラーメンは、ずばり「スープ」が美味しい。鶏ガラ・昆布・カツオなど様々なうまみが溶け出し、結合し、まさに黄金のスープとなっている。

ラーメンが好きという人に、濃い味・豚骨じゃないとダメ。と、いう人もいるが、正直そういう人とは、味の好みは合わないと思っている。豚骨は豚骨で魅力はあるが、私から
すると、「薄い」と、いうか「浅い」と感じてしまうのだ。


次に衝撃を受けたラーメンは、西荻窪の「翔丸」の、混ぜそばとつけ麺。

https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13128890/

今となっては、当たり前となったつけ麺店の先駆けであり、当時つけ麺って何?と、いうレベルだった私に、初めて、「こういう感覚ってあるんだ」と、思わせてくれた作品である。

つけ麺とラーメンは、ひとくくりにされることが多いが、ファンの目から見れば、それぞれ別の食べ物だと思っている。本当に好きな人にとっては、メイドとアイドルをひとくくりにするのに、少し違和感を感じるところに似ているかもしれない。

もっちりとした、太麺の、コシをわしわしとほうばっていく。もちろんスープもおいしいが、つけ麺の主役は何といっても麺だ。その麺を思う存分食べて進んでいくところに、個人的には何か「若さ」や「勢い」を感じることができた。

その人が何を好んで食べているかを見れば人柄がわかる。と、いう言葉があるが、ラーメンは、まさに時代を表した先取りのチャレンジャー精神の食べ物であるし、既存の価値観にとらわれないロックな食べ物だと思っている。

安価だけど、挑戦的で。
気軽だけど、夢があって。

今はまだ何者でもない自分でも、いつか誰かになれるんじゃないか?と、いうワクワクした気分にさせてくれるのが、ラーメンという食べ物だった。

当時は、ちょうどラーメンブーム。青葉、武蔵、くじら軒と今までの概念を次々と覆すニューストリームが登場。テレビチャンピオンでは、石神が有名になり、そのブームに輪をかけて広げていった。

不景気という言葉がニュースでは踊っていたけれど、そう考えると、あの頃の東京は、まだまだ元気だったのかもしれない。

初めはいまいち受け入れられてなかったつけ麺も、2~3年後には、大行列してなかなか入れないお店になってしまった。

嬉しくもあり、悲しくもある瞬間だ。

以降、ラーメン屋めぐりは、今も私の確固たる趣味のひとつとなっている。自分の好きなものを自分の足で見つけ、自分の労働の対価をもって自分の意思で支えていく。

確かに社会の経済活動に参加していた、19歳の青春であった。
大学生活もひと段落した5月。大学での授業にも慣れて、部活やサークルにも慣れて、次はいよいよ「アルバイト」を人生で初体験するターンになった。

今は、アルバイトの求人が、ネットなり、ラインなりで選び放題なのでうらやましいな。と、思う。私のころは、紙媒体でアルバイト雑誌を購入するか、新聞の折り込みなどで、探してくるしか探し方が無かった。

やりたいと思うバイトもいくつかあったが、当時の私としては、時間帯が朝に働ける仕事を探していた。

当たり前といえば当たり前なのだが、昼間は学校に行っており、夕方以降にサークル活動をしていたら、アルバイトをするのは、学校に行く前の時間帯しかないだろう。

もともと、早起きは得意だったし、朝が早いと時給も高いので、私は近所のファミレスで働くことにした。

見た目もダサい田舎者だったので、キッチンでの採用かと思っていたが、驚いたことにフロアでの採用だった。

時給は確か820円+200円で1020円くらい。朝6:00~9:00で勤務可能であることが魅力だった。
朝のシフトの時間帯は、私を含めて全部で4人で構成されていた。明治大学の3年生のMさん。Mさんの彼女でめちゃくちゃ美人なお嬢様女子大のYさん。小柄でhideにちょっと似ているフリーターのKさん。

朝の時間帯は、高校生もいないし、やはり人が少ないみたいだった。

初めてのアルバイトは、はっきりいって、楽しかった。別に質的に難しい仕事でもないし、元気に明るく頑張っていれば、成り立つ面が大きい。メイド喫茶ほどではないが、常連さんとも顔見知りになり、時間に余裕があるときには、雑談をするときなどもあった。

朝のファミレスには、たくさんの人が訪れる。すでに仕事人生からはリタイアして、悠々自適の生活を送っているご老人。会社の出勤前に、経済新聞に目を通すビジネスマン。夜勤明けで仕事明けの飲み場を探しているタクシー運転手。朝まで飲んで、そのままの勢いで、フィリピン譲とアフターをしているお金持ち。狭い狭い高校の教室とは違った、世間の縮図がそこにはかいま見えた。

仕事も質は低いが、量がすさまじいのでなかなか楽しかった。井の頭公園近くのファミレスなので好立地で、かなり来客が多い。朝の時間だけでも、多い時には、80人前後は来ていた。テレビの取材などでロケバスが泊まると、一気に20人くらいの来客で水を入れて運ぶだけで一苦労だ。ランチの時間帯には、2時間で200人くらいの客をさばくこともあった。全店舗でも上位の売り上げだったと思う。

周りのスタッフは全員優秀だった。シフトリーダーのMさんは、キッチンもできるし、デシャップ台として、オーダーが立て続けに入り、オーダー表が地面についてしまう注文をきれいにさばいていた。最初に入ったバイトが優秀で忙しいところなのはラッキーだった。これが、私にとって「当たり前」になったからだ。

アルバイトに関する思い出といえば、ひとつ恥ずかしいのだが、「時給」に関する記憶がある。当時、あまりにも世間知らずだった私は、シフトリーダーになると時給って1500円くらいになるのかな?少なくとも、1200円は、もらえるんだろうなー。と、思っていた。

正直、新人の自分とは動きが全然違うし、売り上げの管理もある程度しているし、改善案なども店長に報告をあげているので、大学1年生の私にとっては、すごく大人に見えたし、大人は、それなりの報酬を得ているものだと思っていた。忙しいときに、シフトが伸びたりもしていたが、それは時給が違うんだから当然だろうな。と、思っている自分もいた。

この画面を見ている皆さんなら、ご存知かと思うが、バイトのリーダーになっても、時給なんてさほど変わらない。私とたった50円違いと、聞いた時には、自分の浅はかな考えが恥ずかしいと思ったし、世間ってなんて厳しいんだろう。と、思った。

ある程度仕事も覚えて、ひとりでもシフトを回せるようになった時に、時給をあげてもらったことがあるのだが、「10円」しか上がらないことに衝撃を受けたのを覚えている。
100円上げてくれるとはさすがに思わなかったが、50円くらいは上がるだろうと思っていたからだ。

当時は、学生って、なかなか厳しい仕事なんだな。と、思っていたが、これは、のちに社会人になってその意味を思い知ることになる。月給6000円昇給した場合、180時間労働をしていると、時給で言うと、実は30円くらいしか上がっていないのだ。

たかが10円。されど10円。これから突き進む、究極のデフレ時代におけるお金の価値を、ローズは学ぶことなく、学生生活を送っていくことになる。
大学生のもっともちやほやされる瞬間であるとともに、今後の4年間を決めることになる重大な時期。そう、それは4月のサークル新歓コンパの時期である。

私に限らず、日本中の地方から集まった、まだ年端もいかぬ田舎者たちが、自分に合う居場所を必死で探すことになるのだが、いうまでもなく、ローズは、たいしたことができなかった。

普通であれば、学科で作った友人と色々な情報交換をしながら、上手にサークルを渡り歩くのだろうが、ローズは、結局たいして回ったりもせずに、もともと興味があった、グリークラブ(合唱部)と、演劇部に入部した。
合唱部については、高校ではやっていなかったものの、歌は好きだったので、特に違和感はないと思うが、演劇部に入部したのは、自分でも謎だった。

そもそも、高校で演劇に携わったこともないし、映画や舞台が好きだったわけでもない。演劇に関するワードといえば、キャラメルボックスも知らなければ、新感線も知らない。三谷幸喜をかろうじて知っているだけで、野田秀樹も、鴻上尚史も、つかこうへいも知らなかったのだ。

私、ジャンプ好きです。ドラゴンボールとワンピースしか読んだことないけど。と、言って漫研に入るようなものだ。

ただ、演劇部の人たちは、私にとっては、愛すべき人たちだった。一言で言えば、「バカ」に尽きる。

よく劇部の人たちで言い合っていたのは、「演劇部」と、いう単位を12単位くらい欲しいよね。と、いうワードだ。

「部活」と「サークル」の違いが一般的には、認識されているが、「部」がついている活動は、割と激しいものが多い。

演劇部は、公演ごとのプロジェクト制のようなものだが、だいたい1公演2か月前からゆるゆるとはじめ、ひと月前になると、ほぼ
毎日練習が入ってくる。平日で18:00~22:00くらいまで。土日だと、9:00~22:00までもざらだ。

確かに、200ページにもわたる台本をもとに、演出を加え、音響を加え、背景を作り、照明を作り、衣装を作るとなると、正直時間はどれだけあっても足りない。

直前の時期になると役者はしゃべりすぎで、声がカスカスになり、裏方は、徹夜が続き、ふらふらしている。

公演代なんて外の会場を借りない限り取らないし、むしろ赤字だし、これだけの時間を費やして何をしているんだろう?と、思うけど、それ以上に出来上がった作品は、最高に面白かった。

脚本はオリジナルの場合もあるし、既存の戯曲の場合もある。いずれにしても、演者がガンガン改定を加え、みんなでひとつの形にまとめていく。終盤になると、自分のセリフどころか、他人のセリフを含めた200ページのセリフをすべて丸暗記できるのだから、人間とはすばらしい。

もちろん一度作り上げたものも、ライブ感が大事なので、その日その日でアドリブを加えていく。

「舞台に立った空気感」と、いうのは不思議なもので、こちらから見ると、いつもと同じ間、同じ感覚で演じているつもりなのに、ウケるところでウケなかったり、ウケないはずのところで笑いが起こったり、正解が見えないナマモノである。そして、即座に返ってくるレスポンス性は、中毒になる。

どれだけ自分の人生を費やしても、いつまでも、なんども、正解を求めるために試行錯誤を繰り返してしまう愛すべき、馬鹿な人たち。今はどうしているのか?役者になってしまった人もいれば、お笑い芸人になってしまった人たちもいる。

私は、2年間で4公演に参加して、演者×2、音響、前説と参加したけど、今思えば、もっと4年間がっつりと参加してもよかったなー。

正直、演じるほうは、セリフ回しは良いとしても、体で演じるのが苦手なので向いてなかったけど、裏方は悪くなかった気がする。演出もやりたかったし、脚本も一度くらいは書いてみたかった。

ただ、理想だけが高く、手は動かない青春時代。あの時の後悔を、今にぶつけ続けられたら、それは、価値のある「失敗」だったのではないだろうか?

21世紀は、まさにデフレの時代だった。2000年から2010年までの時代は、バブルのような派手さはなかったものの、働いていない学生にとっては、生活しやすい環境だった。

今となっては当たり前となった、100円ショップが流行し始めていたし、ユニクロの登場は、工学部の理系男子にとっては画期的だった。食事の面でも牛丼280円時代の到来していたし、今の苦戦からは想像できない、原田戦略で栄華を迎えるマクドナルドは、ハンバーガー65円の時代なんてものもあった。

お金の無い大学生にとって、それは大変ありがたかったので、ハンバーガーや牛丼をよく・・・食べなかった。

牛丼はまだ、食べられなくはなかったが、心の底から美味しいとは思えなかった。ハンバーガーについては、しょうゆをかけたりマヨネーズをかけたり色々工夫をしてみたものの、結局美味しい食べ方を発見できなかった。外食するお金もないし、ご飯を作るのも面倒なので、ほとんどご飯を食べなかったら、受験後、人生で一番太っていた時期から、一人暮らしを始めてわずかひと月で20kgほど痩せてしまった。

・・・若いってうらやましい。


そんなアップダウンの激しすぎるプライベートな生活だが、同時にパブリックな学生生活もスタートしていた。

先に言っておくが、もちのろんで、私は充実した学生生活を送ることは、できなかった。これは、ここまで奇特にも私の生い立ちを読んでしまった人なら、簡単に導き出せる必然の結論だろう。

高校時代までは、誰かが強制的に決めた「クラス」という箱があったが、大学ではそういった類の「強制力」はない。

自分でどの授業を出るか決め、どのサークルに所属するか選択し、そこで自ら関係性を構築しなければならない。そう。待ってるだけでは始まらないのだ。コミュ障にとって、なんとハードルの高い場所だろうか。大学。

まず、私の所属していた工学部応用分子化学科の授業についてだが、こちらでは、一人も友達ができることはなかった。工学部の中では、当時一番偏差値の高い学部で、浪人生の比率が50%を超えるくらいの学科だった。のちに大学受験の浪人生を指導する予備校で勤務をすることになるが、この年代の1年の差はやはり大きい。しかも、浪人して1年勉強に専念し、合格するというのは、精神的にめちゃくちゃタフである。たいして勉強もせずに、なんとなく合格しちゃったローズとは、周りの雰囲気はかなり違い過ぎた。

国立の理系なので、授業はだいぶハードだった。ここは強調をしておくが、【【【授業はだいぶハードだった。】】】レポートで単位が取れる授業なんて、ほとんどなかったし、テストは授業にもよるが、中間試験・期末試験と2回あった。微積分の授業は、必修科目なのに、普通に平均点が50点くらいで半分くらい単位落としてるし、実験は、運が悪ければ昼の13時から始まって、夜の22時までかかるなどもざらにあった。

私立の文系などの話を聞くと、クリスマスが終われば、もう学校行かなくていいとか言ってるし、一回も授業に出なくても、教授と飲みに行けば単位がもらえるとか言ってるし、この人たちは、何を言ってるんだろう?と、思っていた。

入るのは難しく、出るのは簡単。と、言われている日本の大学だが、そりゃこういうことをしていれば、次第に経済が傾くのも当然だろうな。と、思う。

ただ、日本の仕事の実情に合ってないかというと、間違ってはいないな。とも、思える。例えば、大学での試験は、難しい内容を勉強して正攻法から突破することもできるが、「過去問」というそれさえ知っていれば、実は簡単に点数が取れてしまう魔法の紙切れを先輩や他の人脈から手に入れて得点を取る。と、いう方法も実在する。

現在は、ラインなり、SNSでPDF化してアップするなどの方法もあるのかもしれないが、まだまだアナログ全盛だった私たちの時代では、友人と直接関係を構築し、そのような実物を手に入れるというのは、一苦労する時代であった。

会議の前に根回しし、前回通ったプロジェクト案や顧客の情報を共有するという能力は、確かに社会人でも必要な能力だろう。

どちらが正しいかは、時代によって変わってくると思うが、どちらもできたほうがよりベターだとは思われる。いわゆるテストで測れない「非認知能力」を鍛えるのが、大学の4年間のモラトリアムで学ぶべきことだと思うのだが、ローズは、そんなコミュ力を鍛えることなく、大学という荒波におぼれかけていた・・・。

念願の東京での一人暮らしは決まったが、都道府県魅力最下位の茨城県人は、ここで大きな勘違いをしていたことに気が付いた。

あれ?東京って言っても、23区以外って、普通に田舎じゃね?問題である。

ローズが通学をした東京農工大学は、工学部の最寄り駅は、東小金井駅。農学部で府中駅となるが、どちらも、相当な田舎であった。電車の快速に乗れば、20分くらいで新宿には行けるのだが、都会での電車の20分は、結構落差が大きい。大阪で例えれば、梅田から電車に乗って、茨木市まで来てしまったような感覚だ。

私はどーーーーーーーしても「東京」に住みたかった。東小金井はもちろん、府中市も、みんなの住みたい街ランキング1位の吉祥寺も、実は、すべて東京都の23区外だった。
23区と23区以外と言っても、今は死語になりつつある固定電話の市外局番が変わるにすぎない。それでも、私は、「東京03」のイメージをまといたかったので、何故か一人暮らしをするのに、大学から離れた杉並区・西荻窪に居住を構えた。

杉並区は、23区では、新宿から西側に広がる、少し閑静な住宅街が多い街並みだ。ただ、中央線が通っていることから、中野・高円寺・荻窪と、少しサブカルな香りのする若者が住む街並みでもあった。実は、隣は吉祥寺という、オシャレさもあるのだが、ダサい格好のローズでも、ギリ生きていける感じの街並みだった。

去年くらいに西荻窪に久々に遊びに行って驚いたのだが、今では西荻窪は、女性のサブカル?の聖地となっているらしい。女性の聖地。と、言っても、池袋的なBL要素のある意味ではない。純文学だったり、布だとか、お稽古ゴトだとか、普通に文化的素養が高い街になっていた。

http://toyokeizai.net/articles/-/145298

他にも、宗教的な意味合いで話題に事欠かない街で、当時は、「オウム真理教出ていけ」の、横断幕があちこちにあり、幸福の科学からワールドメイトなど、新興宗教のオールスターのような土地でもあった。

http://tocana.jp/2015/10/post_7561_entry.html


もちろん、東京は家賃が高い。と、いうのは本当で、吉祥寺駅の徒歩10分以内の住居は、家賃7~8万が相場だったが、私が住んだ西荻窪のアパートは、わずか3万8千円という格安価格だった。

ただ、当たり前だが、共同トイレの、共同浴場。浴場、というか、シャワーしか浴びれないし、そもそもシャワーを浴びるのに、100円もかかった。

刑務所の牢獄?とも、思えるほど、部屋の作りは質素で、コンクリートで囲まれたわずか4畳半の部屋。夏は壁が熱く、目玉焼きが焼けるのかと思うくらいだし、冬は、隙間風が吹き込み、極寒の寒さである。

それでも、それでも、念願の一人暮らしは、毎日が楽しかった。

今からありきたりのことを言うが、一人暮らしをして、母親のありがたさというのを実感した。掃除をしなければ、男子でも、髪の毛の抜けたものがあちこちに散らばるし、ご飯は作らなければ、永遠に出てこないし、使ったお皿もきれいにならない。

個人的に一番苦手だったのは、洗濯だ。当時は、柔軟剤なんてオシャレなものもなかったし、部屋干しでも臭くならない。なんて、素敵な洗剤もなかった。自分の何が悪いのか不明だが、洗濯しても臭い生干ししかできなかったし、そもそも洗濯はできても「干す」という作業が面倒で、何日も放置したり、干しても「取り込む」という作業が面倒で、結局雨にぬれたり、雪に積もって凍ったりしていた。

今では当たり前になっているが、そのころ、初めて「ファブリーズ」という画期的商品が発売され、あれ?これを使えば、ずっと洗濯しても生きていけるんじゃない?と、期待に胸を躍らせたりもしたが、やはりだめだった。

誰にも、何も教えてもらえないという状況で、人はそれを変えようと努力して成長していくのだろうか?

否、ダメな人間は、どんな状況でもダメである。むしろ、その「ダメさ人間」が成長したのではないかと思う、大学生活の5年間。

ローズ18歳の青春が始まろうとしていた。
ちょっと前に、「俺が推したからこの子は売れた。って、いうファンがいるけど、お前が何したの?」って、いうツイートを見かけました。

世間の反応は、「おおむねそうだよね。何様のつもりだよ。」と、いう反応があったりしたんですが、なんですかね。なんか最近のツイッターって、反論とかあんまりないんですかね?いや、最近の炎上事件とか見てるとそうでもないから、これは、私の感覚が世間とずれてしまっている証拠なのでしょうか?

こんにちは。
最近の夢は、エンジェル投資家になりたい。
プリンセス☆ローズです。\(^o^)/

過去のことはあけっぴろげに書いてるのに、最近の私が何をしてるかは全然書いていませんね。再来週くらいに書くから、もう少しお待ちくださいね。あ、待ってない?\(^o^)/

今日から、大学編に入るので、高校編よりは、もう少し面白いと思うんだけどなー。そうでもない?\(^o^)/


冒頭のお題に戻れば、人はよほど鉄の意志が無い限り、人の意見に流されやすいという持論です。多数のファンがいる芸能人や漫画家さんでも、読者の意見は気にしているのだから、ましてや数少ないファンに囲まれた地下アイドルさんやメイドさんは、どんなファンが身近にいるかで相当大きく左右すると思いますよ。

まず、第一に身近なファンは経済的な援助の面で、貢献が大きい。一般的にパレートの法則といって、売り上げの80%は、常連が占めるという考えがあるのですが、小さいお店や小さい規模の地下アイドルであれば、絶対額の小ささから、さらに常連の価値は大きくなります。売り上げの10~20%を占めているかもしれないお客さんが、貢献してないわけがないでしょう。

また、売り上げ面以外での「顧客満足度」という面でも大きいです。例えばよく聞く相談が、ライブのセトリで何をやったらいいかわからない。

メジャー曲をやれば、昔からのファンは、飽きてしまっているし、マニアックな曲をやれば新規のお客さんをつかむことはできない。
料理の話ならば、お肉の日替わりを出せば、量が多すぎると文句を言われ、野菜を出せば、それは嫌いだから食べられないといわれ、カレーを作れば、辛すぎる。甘口にすれば物足りないと言われる。

物販の時に、新規に話しかければ、常連をないがしろにしてると言われ、常連を大事にすれば、あの界隈は、参入障壁が高いと言われ、もはや何がなにかわかりませんね。

人前に出る仕事をする人は、身近にどんな「ものさし=常識人」のファンがいるかかなり変わると思います。

よく、身だしなみや服装が変わると、彼氏の影響かな?なんて言われますが、仕事へのスタンスやアイデアも絶大ですよね。

自分が目指すべき「ビジョン」をしっかりと定め、それが達成しているかをはかる「お客さん」を、見つけることって、大事ですね。
アイドルを作っているのは、実は私たち。
みんなの共同作業という感覚を持つためにはどうしたらいいのでしょうか?


3月15日(水)

なおちゃん@ハイスコア


3月18日(土)

キャシさん@こなもん会
ふうたん@ロイパ

3月19日(日)

ストフェス?

3月22日(水)

ふうたん占い@タイディ

3月26日(日)

キャシさん@クラムカフェ
(いけないかも・・・)

3月29日(水)

ふうたん@マーキュリー
(たぶんいけなくなった)

4月14日(金)

ふうたん@マーキュリー
(たぶん難しい)

4月16日(日)

あん様・ふうたん@メレ

4月22日か23日

ハンプトンコート(たぶん)

5月26くらい

キャシさん@tidyカフェ

5月31日

キャシさん@クラムカフェ
センター試験が終わると、大学受験は、基本的に孤独になる。学校には登校をしなくていいし、家族も変に気を使い始めるので極端なことをいえば誰とも話さなくなる。

当時は、PHSからだんだんと携帯電話が流行り始めた時期ではあるが、私は携帯電話を持っていなかった。今の子供たちは、携帯電話が手元にあり、いつでも、すぐに世界中にアクセスできる。なんて羨ましい環境だろうと思う。

私が「日記」というものを付け始めたのは、大学受験が本格化し始めてからだった。今のように、「ブログ」という形ではなく、本当に、真っ白な紙に、手書きで書き込むという、アナログすぎる方法だ。

今の子供たちや、大人たちがしているように、「誰かに見てもらう」だったり、「誰かに認めてもらう」と、いう感情とは程遠い。もはや、自分で自分をつなぎ留めておく、成立させる以外、世界が崩壊してしまうという感覚だ。

何が楽しいのか、何で書いていたのかもわからないが、とにかく毎日A4用紙に1~2枚くらいの日記をつづっていた。これが、ローズのひとつの原点だ。

この時期の日記以外の楽しみとしては、もうひとつが、ご飯を食べることだった。高1から始まった成長期につられて、ご飯を食べる量が飛躍的に上がっていたが、成長期が終わった高3の時期になっても変わらずご飯を食べ続けた。

当時としては、ご飯を作ることの大変さを知らないので、このくらい当然だと思って毎日を過ごしていたが、母親はだいぶ苦労をしたのではないかと思う。

例えば、餃子を作るとしたら、ローズは間違いなく60個は食べる。家庭で餃子を焼くといったって、1回に20個くらいが限度だから、3回分は、すべてローズのためだけに焼くことになる。

幸い学校には行っていなかったので、食事の時間は家族とずれていたが、母親は、2家族分の食事を作っていたといっても過言ではないだろう。そして味にうるさいローズなので、食費も相当かかっていたことだろう。今更だが、感謝をしたい。

そんな家族のサポートもありながら、ローズは、3月も勉強に励んでいた。「も」と、いうか、「から」というのが正確だし、結局一日8時間くらいが限度なのだが、それでも最後まで「続ける」ことができた。

しかし、ここでひとつ難題があった。それは、ローズの試験の合格の可能性が極めて低いという事実だ。

前期の東工大はさておき、後期に選択をした東京農工大学というところも、それなりにセンター試験の点数が必要だった。後期で必要な点数は、81%。しかし、ローズの点数は、約73%で、素点的には、70点くらいの開きがあった。

後期の試験は、900点満点だったので、ここから逆転をするのは、ほぼ絶望に近い。サッカーで言えば、前半が終わって3-0。野球で言えば、6回裏まで終了の時点で5-0くらいの感覚だ。

今思えば、私はなんてあほなのだろうと思うし、この進路を選択した私を止めなかった学校側にも腹が立つ。親もいったい何をしていたのだろうか?

しかし、再度記載してみるが、そんな絶望的な状況でも最後まで「続けた」ことは、素晴らしいと我ながらに思う。

高校受験でうすうす気づいていたが、自分は「天才」じゃないな。って、思っていた。本当の天才は、単純に「処理能力」が高い。計算能力の速さも、正確さもないし、図形などの空間把握能力も低い。暗記する力もないし、記憶の保持能力も低い。結局は、「試験」という形式から、色々推測し、選択肢を絞り込み、少しでも得点をあげる「技術」と「勢い」でごまかしているだけだった。

そのことは、高2のS特進コースに入った時からわかっていた。この人たちには、才能的に生まれつきながらに勝てないんだな。と、いうことが。それでも、なぜ続けてきたのかはわからない。でも、続けてきたことによって「勝てた」のも事実だ。

高2から高3の時期は多感な時期なので、女子などは彼氏を作って、勉強がおろそかになるケースが多い。男子だって、彼女を作るケースもあれば、音楽やバンドなどの趣味に走るケースもある。私も別に無趣味だったわけではないが、少ない時間でも、毎日継続して勉強を続けていたら、いつの間に成績は相対的に上がっていた。特別なことはしていない。当たり前のことを「続けた」だけだ。

当たり前のことだが、「誰だってサボりたい」のだ。だから、「続けていれば」才能が無い人間にも、意外にチャンスは回ってくる

国立後期の試験も同じだった。実は後期の試験は、欠席率が50%以上に上るケースが多い。これは、前期の試験で受かった人間は受けられない。と、いうケースもあるのだが、実は、もう受験というものに疲れてしまって、2月に私立が受かっていれば、そこで妥協してしまう。と、いうケースが多いのだ。

国立後期の試験は、自分にとって、人生で最もパフォーマンスを発揮した「ベスト」な一日だった。

普段は、テキトーに名前を書いてふらふらと問題を解き始めるのだが、その日だけは、あまりの緊張で、手が震えて名前が書けなかったことを覚えている。

文章を読もうと思っても、何度も同じ行を読んでしまい、最初の5分は落ち着くことで必死だった。

しかし、5分すぎたくらいからは、次第に試験に集中することができ、いつもはあいまいに、あやふやで、勢いで、ごまかしていた箇所が、急に理解できる感覚に陥った。今までバラバラに積み重ねてきた知識や経験が、その場ですべてつながる感覚だ。

点数開示をしていないが、自分の感覚ではおそらく満点に近く、悪くても90%くらいは取れたんじゃないか?と、感じていた。

事実、合格をしているので、それに近い点数は、取れていたのだと思う。

早い生徒は、2月の中旬には、進学先が決まっているのに、ローズが進学先を決めたのは、3月20日前後だろうか?

ローズは、こうして、念願だった初めての一人暮らし、初めての東京生活を送ることになる。

1980年代生まれにとって、21世紀は、希望の時代だったのか、現実の時代だったのか?

私が10歳より前の時には、ワクワク感があったけれど、10歳を過ぎたころ、ちょうどバブルが崩壊してからは、未来なんてそんなものか。と、思い始めた時期でもあった。

今ではすっかり話を聞かなくなったが、ノストラダムスの大予言なんて迷信もあって、どうせ世界が滅びるなら、真面目に生きてもしょうがない。思う存分遊び倒してやろう。とは、思わなかったから、受験勉強を一生懸命やったのだろう。

あの頃の未来は、そこまで明るくなかったものの、今ほど真っ暗でもなかった。


形だけでも志望校を絞り、1999年12月を迎えると、いよいよセンター試験が目の前に迫る時期だった。

この時期は、例にもれず、おおよそがセンター試験の勉強に明け暮れるのだが、、ローズは、高校生になってもやっぱり勉強に集中しきることができなかった。

河合塾の受験生のデータを見ると、難関大学に合格した生徒の平均は、一日12時間以上は勉強しているらしい。仕事は一日に8時間しかしちゃいけないのに、ブラック企業もそりゃ生まれるわ。と、思う。

ローズは、勉強しようという気持ちは12時間くらいはあったが、実際に勉強していたのは、多くて8時間程度。集中力が無いと6時間ちょっとしかできない体質だった。

しかも、勉強の仕方が最悪で、だいたい集中できるのは15分が限界だった。センター試験の過去問をだいたい1問から2問解いて、疲れたら、ドラえもんやクレヨンしんちゃんを1本見る。そう。30分のアニメ番組は、1本15分程度なので、15分やって、15分休む。と、いうサイクルが確立できるのだ。

昨今の学生は、スマホがあるから勉強しない。なんて言われるが、別にスマホがあるから勉強しないわけじゃないのだ。人間は、なければ無いで、どんな環境も自由に作り出す。できない言い訳を探しても仕方が無いので、できるための方策とそもそもの「欲求」を考えたほうがよほど健全だ。

子供じみてはいるけれど、ローズは、「勉強した分だけ遊んでいいルール」でセンター試験前を勉強していた。

そんな調子だから、センター試験では当然失敗をした。目標の大学からすると、85%の成績が必要なのだが、おそらく本番は、72%くらいの成績しかなかった。

得意だった国語の試験で60%くらいしか取れなかったことを覚えている。その年は、電波少年でちょうど坂本ちゃんが東大を目指している時期でもあって、同じくらいの点数でショックを受けた。

そもそも、今までの過去問でも模試でも、センター試験形式で85%など一度も取ったことが無い。平均すると75%前後で、良くても80%を少し超えたくらいだ。

にも関わらず、失敗する人間の本質で、「当日はきっと実力を発揮できる」と思い込むのだ。あの時の数学と、あの時の英語と、あの時の国語が重なれば大丈夫。

あの時失敗した数学とあの時失敗した英語とあの時失敗した国語が重なることは考えない。

10回受けたら1回受かるパターンしか考えないのだ。10回受けたら10回受かる方法を考えないのは、「本当に」行きたいと願ってなかった証拠なのだろう。

そんな調子だから、当たり前だけど本命の
東京工業大学には落ちた。それどころか私立は、早稲田も慶応も落ちた。滑り止めの法政には受かっていたけれど、国立を目指す理系にとっては、正直、早稲田でも慶応でも私立には行きたくなかった。(学費の面を除いて)

あれ?これやばいかもなー。と、思ったのは、東工大の試験を終えてからだった。

落ちてはいるものの、一応、試験を受けた後に、自分がどのくらいできたかどうかは判別するくらいの実力はある。英語も化学も物理も、なんとか乗り越えることはできたが、苦手な数学が一問もわかる問題が無く、目の前の人が鼻血を出して医務室に運ばれているのを見ながら、そりゃ鼻血もでるよなー。どうしよう。と、150分の間、考えていた。

自分が本気を出し始めたと思ったのは、2月の終わりくらいからだった。センター試験は、だいたい1月15日なのに遅すぎる。

受験勉強というのは、孤独で長い。だから、国立試験の2次試験まで続けている人は、実は案外少ないのだ。寒さも和らいでくる3月に近づくと、人の気持ちも同じく緩んでくる。特に、推薦で合格が決まってる人や、私立しか受験しない生徒は、2月の中旬くらいからは、結構遊び始めたりバイトをしたりしている。「みんながやってないのに自分だけ」と、いう環境には、人間は弱いものなのだ。
ただ、ここで踏ん張ることができたのは、「どうしても東京に行きたい」と、いう強い動機がローズにあったからだろう。

ローズは、国立の後期試験で、人生を変える経験を得ることになる。







近所にあったパティスリー!

ローズは、外を歩いていて、初見のケーキ屋さんを見つけると、必ずシュークリームを買わなければいけない、過酷な制約を己に課しているのだ。\(^o^)/



最近、暖かい日も増えて、少しずつ外に出るのもつらくなくなりましたね。引きこもりも、卒業しやすい時期になってきましたね。

卒業といえば、このシーズンは、どこのコンカフェに行っても、土日は、混雑しているので、貧弱なプロのご主人様は、居場所に困っておりますよ。\(^o^)/


はーい。
と、いうことで、じゃあこれから、
卒業式の悪口いいますねー。\(^o^)/

現役のメイドさんや、
現役じゃないけど、悪口を見ると、
気分があんまりよくないわ。

と、いう人は、ここから先には進まないでくださいね。

あ、これ、なんか懐かしい感じ。\(^o^)/


それではローズが最近、コンカフェとかアイドル業界に思うこと。


1.意味も分からずシャンパン出しすぎ

コンカフェのシャンパンについては、賛否両論あるとは思うのですが、個人的には、別にいいのではないかと思うのです。だって、その行為を通じて「目的」が果たせればなんでもいいじゃないですかね?

これは、ラーメン屋さんでビールを出すな問題に似てると思います。純粋に俺のラーメンを味わってほしいのか。ラーメンとお酒を通じて、楽しい時間と空間を提供したいのか?
飲食店で純粋に商品だけで成り立つお店ってあるのでしょうか?おおよその飲食店では、結局、お酒があるからこそ成り立っているお店も多いと思うのです。

最近話題になってる、飲食店で一律タバコ禁止の議題もありますが、こちらも同じですかね?確かに、健康も大事だけど、それをこちらが押し付けるのは違うと思うのです。とりあえず、禁止にすることこそが、すべて善。と、いう思考停止じゃないでしょうか?

シャンパンを出すことと出さないことのメリット・デメリット、リスク・リターンを考えた上で、「各人が」選択しているのならいいのですが、「みんながやっているから」私もシャンパン出さなくちゃ。くらいの気持ちでやっている人は、なんか、、、残念ですね。

シャンパンを売りたいのか?
シャンパンを通じて何かを売りたいのか?



2.シャンパン出してもいいけど品が無さすぎ

大阪のコンカフェ界隈を語るときに、「アイドル系のお店が増えた」と、表現されることが多いのですが、個人的には、「お酒を出す店と、お酒を飲むキャストさんが増えた」と、いう風に思っています。

まぁ、本来の水商売的な?お店は、お酒をいただいてナンボのビジネスモデルではありますが、そこでプロとアマチュアの違いが、お酒に飲まれてしまうだらしなさ。かもしれません。

ロイパや、エレフみたいなバー形式のお店は、もう仕方ないな。と、いうかむしろそれが正しいのですが、アンダンテのようなお店の形式で、酔いが回っているメイドさんを見ると、その気持ちは、かなり残念ですね。

お酒出すなら出すで、出し方、考えるチャンスもあるんじゃない?


3.限定フード出してもいいけど、工夫しなさすぎ

秋葉原では主流でしたが、大阪はお金に厳しいのか、ケチなのか、興味ないのか、ブロマイドとかの商品は、過去にはそんなに需要が無かったように思えます。

需要はあったけど、価格に厳しかった。が、正確な表現ですかね?

そもそも、ブロマイドを付ける意味。も、時代とともに変わってきた気がします。

昔は、わざわざ忙しいのに、誕生日に来てくれてありがとう。と、いう意味合いが強かったと思うのですが、今は、売り上げを上げるためにとりあえずつけよう。「自分」のために、という感覚がありありです。

そんなに写真が好きでもないし、コスプレが得意でもないのに、ドリンク1000円・ご飯1500円。どこの高級料理店?\(^o^)/

別に価格に文句をつけるわけじゃないんです。どれだけ高くてもいいものを出せば流行る時代ですから。でも、特に工夫もないし、目的もないのに、「みんながやってるから」と、真似るのは、残念ですね・・・。


4.なんでもかんでもチャージ取り過ぎ

昔と変わった点のひとつで、チャージを取るお店も増えましたね。この点については、私も別に構わないかな。と、思うのです。昔のポンバシは、ドリンク1杯で開店から閉店までいるようなお客さんがいて、それはルールの範囲内だからいいのだけど、常識的には良くない。と、いうことを明示したわけですから。

でも、そのチャージも、「一律500円」なんですが、500円の意味は?根拠は?

別に200円だっていいじゃない。300円だっていいじゃない。1000円でもいいよ。

チャージを高くして、料理を安価にするって考えもあるよね。

チャージ以外にも、1時間ワンドリンク・1時間ワンオーダーでも、なんでも「システム化」できるじゃない。なんで1時間500円なの?
ブロマイドとかと同じで、別に値段上げるのは良いけど、その分は工夫してほしいな。って、思いますね。


5.とりあえず手作りしすぎ

主にナスカ系列が多いのですが、全体を見ても、女の子の手作り料理を出すお店が増えてきましたね。自分の武器のひとつとして、料理を出すならそれはそれでいいのですが、そんなに得意でもない女の子の料理に、需要はないと思うのですが・・・。

ツイッターで見ていると、これで1000円?と、思われるようなボリュームなり、見た目の料理が多いですよね。だったら、その辺の定食屋さんに行って、差額をあなたにお支払いしますよ??

100歩譲って、女の子が料理の勉強したい。料理が好き。なら、協力もしますが、「みんながやっているからやっている」と、いう感覚で、「女の子も嫌」「注文するほうも嫌」と、いう謎の構造は、きっぱりやめたらいいんじゃないですかね?判断・決断できる人、いないんですかね?

あとは、手作り料理の問題点が、料理している間は、女の子の姿も見えないし、お話もできないという、謎構造。声も姿も見えないのに、何にお金を払えというのか?


6.オタクなめすぎ

一億総活躍時代、女性も社会で活躍しよう。の、ブームなのか、本質として、生意気?気が強い女性が多いのか、最近のアイドルさん・メイドさんの接客態度はひどいですね。

そりゃ、私たちは、社会で言えば、弱者です。会社で活躍することもできないし、プライベートでも、充実した友達や趣味仲間がいるわけでもない。自分からはなかなか話しかけられない、弱い存在なんです。

だからこそ、お金を払って、メイド喫茶の優しいメイドさんに癒してほしいと、思っているのに、私たちのこと、お財布くらいにしか思ってなくないですか?

私たちは、ピュアだから、買ってと言われたら、買っちゃいます。だって、こんな私でも、居場所を作ってくれた人たちに感謝してるから。

でも、それとは別に、自分が生きていくお金も必要なわけで、使えるお金には限界があるんです。出しているお金の陰で、削っているものもあるのをわかっていますか?

1時間チャージを取って、1時間ワンドリンクに、ワンフードオーダー制?500円+500円+1500円で、どんなに安くても、ご飯食べるだけで2500円?なんでその設定なの?

しかも、その辺の素人が作ったご飯が?
ずっとキッチンにいて、一言も話せないのに?

だったら、3000円あげますよ。あげるから、20分だけでも良いので、お話ししてくれませんか?あ、直接お話しするのには、3000円じゃ足りませんか?それは、私ごときがあなた様に話しかけて本当に申し訳ありません。\(^o^)/


7.オタクさらになめすぎ

卒業の話題とはちょっとずれますが、少し前に、とあるアイドルさんが、クソリプ一覧なるものをアップしていて、びっくりしました。

まぁ、正直言っていることはわかるし、正しいけど、それを「売りにしている」本人が言ってしまうのは、さすがにダメなんじゃなかろうか。と、思います。

だって、そもそも私たちは、現実世界でもクソリプしか飛ばせないから、お金を払って安心を買いに来てるのに。

もちろん、すべてを受け入れろとは言わないから、それだったら、もう少し、言い方とか、適切な伝え方ってあるんじゃないでしょうか?

そもそも、こういう業界は、一般社会とは隔離された世界なんだから、わざわざわかっていることで、優しいオタクをさらに傷つけないでほしい。

しかも、そこでのスタンスが、「私は最終的には歯科衛生士なので」みたいな、一般人ぶってるところが、ものすごく腹が立つ。

刺してもいいのは、刺される覚悟があるやつだけだと、個人的には思っています。だから、私はこの人を絶対に推さないように心に決めました。



8.居場所にしても良いけど、一般人空気読めなさすぎ

そもそも、こういうことが起きる原因って、アイドル・メイド業界の人間を「一般人」と思っている人が増えたからかもしれません。
昔は、こういうイロモノには、抵抗があったと思うのですが、AKBや各種メイドカフェさんの頑張りのおかげでだいぶ世間一般でも浸透したんでしょうね。

昔は、この子、絶対このお屋敷でしか働けないよな。みたいな、世間ズレした感じの子が多かったのですが、最近は、「なんでわざわざこの子がココで働くんだろう」みたいな女の子が増えましたね。

まぁ、門戸が広くなるのは良いんですが、そこで腹立つのが、世間の標準で見ればそんなに可愛くないのに、「私かわいいいよね」と、勘違いする女が増えていることなんです。
カラコンして、角度調整して、スノーで撮れた奇跡の一枚を載せて、リプをたくさんもらって調子に乗っちゃっているクソ野郎。本当に嫌いです。いや、それ、この優しい業界だから成り立ってるだけだよ??むしろ、一般社会では、標準以下だよ?

日頃は、会社で働いてるから、チェキNGです。ツイッターにあげている画像も保存しないでください?いや、別に一般人の画像保存しないよ?と、いうか、だったらそもそもアップするなよ。\(^o^)/

まぁ、一般人でも、ファボ・RT・フォロワー数が気になる今日このごろですから、別にこっそり楽しむのは否定はしないけど、もう少し表面上だけ「謙虚さ」を出してよ。

私、可愛いでしょオーラだすなよ。
ちょっとセクシー写真上げて調子乗るなよ。
それだけちやほやされて嬉しいなら、もう少し、あなたのファンたちを大事にしてあげてよ。


9.頑張ってないのに、評価を求めすぎ

黎明期のアイドルも、全盛期のコンカフェも、なかなか頑張ったら頑張った分だけ、評価を得られにくい時代だったと思います。

黎明期のアイドルはそもそもファンが少なすぎたし、勝利の方程式もなかった。

全盛期のコンカフェは、お客さんは多かったけど、お客さんが多すぎて、通常のオペレーションが激しすぎて、「働く」と、いうことが結構負担だった。土日のシフトを埋めなくちゃいけないから、なかなか自分の時間が取れなかった。

でも、その時代の女の子たちは、なんだかんだでその「仕事」と「仲間」が好きだったから頑張っていた。

でも、今の女の子は、「働く」のが好きじゃなくて、「ちやほや」されることが好きだから、すぐにお店辞めちゃうよね。

そして、土日だろうがイベントだろうが、自分が休みたいときには休む。むしろ、楽な平日しか入らない。の、いいとこどり。

そして、たいしてお店に貢献もしてないのに、「私に会えるのはこれが最後です」みたいに、卒業式を偉そうに告知する。

頑張ってもいないのに、プレゼントなんか期待してんじゃねぇよ。偉そうに、正しいプレゼントの選び方なんて載せてんじゃねぇよ。\(^o^)/

いや、あなたがいなくなっても、別に困りませんから。むしろ、そんなにこの業界が好きでもないのに、自己満足の為に働く人がいなくなって、嬉しいですから。と、いうのが、個人的な感想です。\(^o^)/

そしてそんなに頑張ってないのに、最初に述べた、シャンパン・ブロマイド・手作り料理とかのコンボが重なったら・・・言わなくてもわかるでしょ?\(^o^)/


本来の意味での、\(^o^)/ だわ。



10.卒業したのに卒業しなさすぎ

ツイッターが無かった時代は、卒業をしたら、本当に連絡を取る手段がほとんどなくて、「私に会えるのは今日が最後だよ」と、いう言葉が現実味を持っていたけど、最近は、卒業したあともツイッターでだらだらとちやほやされたがってる人も多いですよね。

まぁ、正直、好きだった人とのその後がわかるのは嬉しいし、自分が頑張って築いてきた「人脈」だから、大事にしたらいいんだけど、どうもその使い方がみっともない人は、見ていて残念ですね。。。

また、卒業したあとも、ちょこちょことヘルプで入る人もいますよね。年に1回とか2回とかののレベルならわかるんですが、月1回以上入ってる人って、なんで卒業したの?って、思います。


イベントとかシフトとか面倒なことは飛ばして、自分の都合のいい時だけ、お金と評価を求めたいってこと?

特にナスカ系列は、店舗がたくさんあるから、自分の自由な時間で入れちゃうし、おでかけのシステムも卒業をしても有効なので、卒業しても見かけるケースが多いんですよね。
あとは、地下アイドルに転身するケースも同じですかね?

まぁ、この項目に限らず、なんでこうなるのかって、私たちがちやほやしたり、お出かけを誘うからなんですけどね。

だいたいの問題の諸悪の根源は、私たち。


11.加藤しょこらさんが売れすぎ

少し卒業の話とはずれますが、最近、加藤しょこらさんが売れているようですね。みんな大好き、加藤しょこらさんですから、皆さんもご存じのとおり、私も大好きですよ。加藤しょこらさん。

加藤さんが売れたなー。って、感じた時から、私は、あぁ地下アイドル業界って、一般に浸透したんだな。って、直感しました。

冒頭のシュークリームの話に戻りますが、みなさんは、これは本当においしい!って、シュークリーム食べたことありますか?

グルメぶっている私ですが、正直私には、美味しいシュークリームって何なのかわかりません。皮が焦げていたり、生焼けだったり、砂糖と塩を間違えたクリームじゃなければ、見分けがつきません。

人間の感覚は、言葉で左右される。なんて、本をこの前見かけましたが、確かにその通りだと思います。



よく芸能人の格付け番組で目隠して、本物のグルメを見分けようとしてますが、あれって、ほとんどの人が出来てないですよね。つまり、人間の感覚なんてそんなものなんです。

誰かがすすめていたから、誰もが知っているから、食べログでの評価が良いから。

人間は、そういう先入観でしかしょせん物事を判断できないのです。

アイドルミーツの店長、関西の秘密兵器、日本橋のママ。確かに、加藤しょこらさんは、美味しそうですね。

まぁ、食べてみれば、その違いに気づけるほど、中のクリームがしょっぱいことに気づくレベルだとは、思うんですが、きれいな皮に包まれていると、なかなか気づかないんでしょうかね?

そもそも食べてないで、批評もできる世の中ですからね。それで成り立つレベルになってこそ、業界のパイが大きくなった証拠でしょう。

いやー好きだなー。加藤しょこらさん。



12.一日中、生誕・卒業しすぎ

もともと、メイド喫茶で勤務して、「通し」で働くことって、昔は珍しくなかったですか?普通は、昼か夜かの時間だけで、まぁ、どうしても夜にイベントすることが多いから、その日だけ15:00~22:00とか変則シフトくらいがよくある例だった気がします。

でも、今は、ライブもカフェも、通しでやるところ増えましたね。日中は用事があるからと、夕方から朝方までやるパターンも増えました。

もちろん、接触時間が増えることは嬉しいけど、オタクって悲しいかな、コンプリート癖があるから、どうしてもあれば全部買ってしまうんですよね。チャージが無ければ、それはそれで嬉しいけど、チャージが伴えば、お金もかかるし、何より自分の時間と体力まで削られちゃう。

そして何より、疲れているメイドさんを見ても、そこにいったい何が生まれるんでしょうかね?

そのシフト、あなたのためですか?
みんなのためですか?

ブラック企業問題がありますが、それを作っているのは、私たちですよ?
手作り料理問題もそうだけど、時間外労働を選択したの、あなたですよ?


13.女の子が利権争いしすぎ

女の子の働く職場で気にするのが、この職場って、女の子の仲が良いのかな?ドロドロした世界なんじゃないか?と、いうのはよくある話ですが、最近、そういうのが増えてきた気がしますね。(※もともとあったけど、構造的に増えるよね。って話)

昔のコンカフェの良いところって、いい意味では、「平等」だったんですよね。

どれだけ人気がある女の子でも、人気が無い女の子でも、そんなに給与の格差が無かった。

確かに人気に差はあったけど、当時は「推し」なんてはっきりした概念が無かったから、それなりに、お客さんは誰にでも優しかったし、「店長」的な概念もまだあったので、弱い子でもフォローをしてもらえる仕組みがあった。

「最初は心配でしたけど、みんな仲が良いので安心しました」なんて言葉は、全部は当てはまらないとしても、今も続いているお店は、それなりに真実だったのではないでしょうか?

でも、アイドル業界が浸透してきてからは、露骨にチェキやドリンクのバックの差が出てきてるし、お客さんへの接し方も変わってきましたね。

確かに、個人事業主的になったら、広く・浅くいく戦略よりは、狭く・深くいく方が有利だから、自分が得意・好きなお客さんを攻めていくのが正しいですけど、それを外から見た姿のなんとあさましいことか。

お店に入ったのに、いらっしゃいませも言わない。注文を聞きにすらいかずに、自分の固定客を囲うほど、醜い働き方、ある?

そりゃ誰だって、自分のお客さんと話したいよ。面倒なドリンクを作ったり、テーブルを拭いたりするのしたくないよ。でも、サッカーでゴール前から一歩も動かないやつ、いる?

周りを気にせずに、お客さんを追う人と、みんなのためにお店を回そうとする人が、仲良くなれるはずないよね。

いやー好きだなー。そういう店長。\(^o^)/


自分でシフトを公開し、自分で育てたお客さんをマネタイズ(収益化)していくのは、当然といえば当然ですが、そこがあまりに露骨だと、優しく、気が弱いオタクからすると、なんだか怖い気がします。

だって、昔だったら推されてもそんなにメリットが無いのに、喜んでくれたら、「お金以外」の自分の価値を実感することができましたが、今は「お金」があるから話してくれだけじゃないか?って、私だったら心配になりますもの・・・。

そして、自分があまりお金を払わないと、露骨にしゃべってくれない女の子なんて見たら、人間不信になりますよ。\(^o^)/

さらに、一番人間不信なのが、気が弱くて断れないお客さんに対して、色々なアイドルさんがこれはカモだと言わんばかりに、アプローチをかけている様。

それはまるで、一度振り込め詐欺が成功した電話番号が、色々な業者に回っていく構図にも似ていると思うのは、私だけでしょうか?


14.道連れ卒業しすぎ

女の子同士の関係でも、気が弱い女の子は、気が強い女の子に引っ張られているんだろうな。と、いうのをたまに感じます。

この時期は、卒業が多いですが、道連れ卒業も、ちらほら見かけますね。

本当にお互いのタイミングがあって、たまたま同時にやめるなら良いことだと思うんですが、本当は片方が辞めたくないのに、無理やりタイミングを合わさせるのも、なんだかつらいな。って、思います。

厳しい言い方をすれば、卒業というイベントをするなら、自分で責任もってやり切れよ。
評価はされたいけど、自分は苦労したくない。みたいなの、ふざけんなよ。と、思います。

そんなことあるの?と、思うかもしれませんが、社会人でもそうですよね。「仕事が平等に分担されること」が、不可能であることに。「忙しくて」「忘れてて」のオンパレードで迷惑をこうむった経験は、誰にでもあるんじゃないですか?

そして人との待ち合わせにすら平気で遅刻したりすることが日常のこの業界の人たちが、スケジュール通りに何かをやり切れることがどれほど難しいか・・・。

結局、優秀な人が損をする仕組みですよね。

合同でやれば手間も減るし、売り上げが悪かったとしても、ごまかせるし、いいことづくめじゃないですか。片方にとって・・・。


まぁ、すべての卒業を個別で毎週やられるのもつらいんですけどね。



以上、ローズの思う14の○○しすぎ問題でしたー。\(^o^)/


上記の問題から、はっきり言って、最近のコンカフェは、ほとんど興味ありませーん。\(^o^)/

最後まで読んでくれてありがとー。\(^o^)/
「志望大学に東京大学。と、書いてあるが、これは本気なのか?」

高校3年の夏前くらいにF先生に聞かれて、ローズは戸惑った。2年生くらいまでなら、シャレで済んでいたかもしれないが、確かにそろそろ志望大学をはっきりさせないといけない時期でもあった。

別に東京大学に行きたいわけではなかった。そりゃ、いけるに越したことはないが、さすがにそれは難しいのはわかっている。どちらかというと、行きたいのは、「東京大学」ではなくて「東京」だった。そしてさらにいうなれば、親元を離れた「一人暮らし」がしたかった。

地方の学生が皆、一度は経験する、東京には行きたいが、東京の国立は難しい。地元に残って、車でぶいぶい言わせる生活が良いのか、貧乏でも都会で暮らすか?こりゃ、困った問題である。

大学の奨学金の返済問題が、最近話題になっているが、大学は、確かにとんでもない金額の費用が必要だった。

国立でも年間50万円。私立だったら、文系で年間100万円、理系だったら130万円近い。4年間通学すれば、500万以上の金額になる。東京が地元ならそれはまだいいのだが、一人暮らしをするとなると、さらに仕送り家賃分だけでも5万円で毎月15万円近い金額になる。どうして今まで誰も問題視してこなかったのだろうか?

地方の一般世帯の学生にとって私立の選択肢は、まず無かった。

そもそも、現在自分が通っている私立の高校でも相当な金額である。おそらく毎月6~7万円は、かかっていただろう。自立にあこがれる当時の私からは、今の状態でも耐えられないし、そんな支援を受けてまでする人る暮らしほど、自立から離れた行為はないと思っていた。

仕方がないので、東京大学はあきらめたが、志望大学は、依然、東京工業大学というところが、ローズのアホなところだった。バランスで言えば、東大の方が難しいが、数学の問題だけ見れば、東工大のほうがよほど難しい。

「まぁ、センター試験が終わってからでも志望大学は変えられるし。」

こんな浅はかな考えでローズは大事な受験生の夏を過ごしていた。

2年生までの学校は、わりと詰め込みであったが、3年生以降は、講習なども少なく、わりと自由に過ごす時間を与えられた。

当時の趣味が、「模試などの帰りに大きめの本屋さんに行って参考書を選ぶ」だった。

勉強のテーマのひとつに、どんな参考書を
選ぶのか?と、いう質問が多く見受けられるが、私が徹底したのは、①参考書は、とにかく厚く、②問題集は、とにかく薄く(問題数が少ない)③基礎の問題が多い、ものを選ぶように心がけていた。

私が大学受験で学んだことは2つある。ひとつは、「凡事徹底」当たり前のことを当たり前にやる大切さと、「最後まで続ける」ことの大切さだ。

大学受験を含めた試験等で皆が勘違いしていることのひとつが、「難しい大学は難しい問題をとけなくてはいけない」という考えだが、それはまったく違う。東大の試験も、実は教科書レベルの問題を解ければ合格できるのだ。

知っている人は知っていると思うが、東大でも京大でも、個別試験の合格点は、理系だったらおよそ50%だ。ひどいときには、40%近い点数でも受かる。

東大の数学の大問は、6問あるのだが、おおよそ2問は、教科書レベルの問題、2問が教科書を少しひねった問題、最後に誰もが解けない難問が2問ほど出る。

本当は、すべての問題を解けたら理想だが、現実はそれは難しいので、誰もが解ける問題を解けばいいのだ。でも、それができない。
私は天才ではないことを自覚していたので、難しい問題は、さっぱりと撤退し、解けそうな問題を徹底反復する戦略を取った。そして、その戦略は、功をそうしたように思える。
この成功体験は、今でも仕事に通じている。仕事を長くしている人はわかると思うが、おおよその仕事は、誰もができないウルトラCを達成しなくてはいけないケースはほとんどない。誰もができる内容を、確実にこなすことが凡人の仕事では重要なのである。

こうして、ローズは、東大に行きたい。という、年頃の女の子がプリキュアになりたいの。と、言うような夢から離れて、21世紀の始まりとともに、大学受験へと移っていく。
勉強しかしていなかったように見える高2・高3もそれなりに勉強以外の楽しみもあった。

修学旅行は、韓国に行き、ずっと大貧民をやっていた。基本的に自由行動が無いことを
不満に思い、一瞬のスキをついて脱走をしてみたが、迷子になってしまい、これは人生終わった。と、思った瞬間しか記憶にない。

学校のイベントは、文化祭があったが、特進クラスはみんなやる気が無いので、何故か募金活動をしていた記憶がある。さすがのマンモス校だけあって、2日間で7~10万円集めた気がする。チリも積もれば山となる。だろうか。たまたま私が良い人だから募金をちゃんとしたが、悪い人だったらどうなることだろうか?募金、おそるべし。である。

スポーツ大会も地味に面白かった。学年で24クラスもあれば、ちょっとした県大会並みの規模である。そして当然ながら?特進コースは、スポーツ特待や一般進学の生徒たちとは仲が悪く、あいつら勉強しかできないんだろ。と、いう相手にジャイアントキリングを起こすのが楽しかった。

なんて、表面上の良い子的な内容はどうでもよく、高校生ともなれば、思春期なので当然異性について興味を持ち始める時期でもある。端的に言うと、高校生のエロ事情についてが今回のメインテーマだ。

私のころのそういう内容へのアクセス手段といえば、公式には、I'sや電脳少女の少年誌向け健全エロを集めるのが、セオリーである。しかし、中学生はまだしも、高校生にとっては物足りない。

次に考えられる方法としては、薄暗い、お米の精米所近くにある自動販売機に行くか、そもそもエロ本を拾うことにある。

最近、道を歩く。と、いうことをあまりしなくなったので、最近の事情は不明なのだが、私のころは、意外にエロ本が道端に落ちていた記憶がある。しかし、残念ながら道端に落ちているエロ本は、なんだか、その、とても、誰が、どんな需要があるのだろう?と、いうレベル感なので、ちょっと私には趣味が合わなかった。

次に、ややグレーな手段としては、ツタヤなどのレンタルビデオ店で借りてしまう、大胆な手法もある。どうやって高校生の身分証で、借りるの?と、いう話だが、答えは簡単だ。母親のカードを使うのである。

CDをレンタルしたいから。などと、理由
つけてカードを借り、それを堂々と利用するのだ。店員さんには、情報がわかっているのかもしれないが、こちらが堂々としていれば問題ない。もし、母親が履歴を見たらびっくりすることだろう。この件についてだけは、今でも母親に感謝をしている。

しかし、当然ながら、田舎はツタヤに行くのも面倒であるし、このグレーな手法も様々なリスクをはらんでいる。そこで、テクノロジーの進歩は、エロの進歩でもある。の、名言通り、デジタルネイティブ?のローズ世代は、インターネットを利用して、その方面の画像を集めることに画策する。

まず、勘違いしないでいただきたいのは、当時のインターネットは、現在のように便利ではなく、不便さの塊であった。まず、そもそも電話回線を使用しているので、インターネットをしていると、電話が使えないという現象が起きる。次に、電話回線を使用しているということは、ネットをつなげばつなぐほど、電話料金がかさむということだ。これは、タイトな時間制限が己に課されていると考える必要がある。電話料金が高くなり過ぎれば、何をしているのと家族会議になること必至であり、罪だ。いや、詰みだ。

そして、これが一番のカギなのだが、当時は「検索技術」というものがほとんどなかった。本当に初期のころは、「本屋さん」でURLとサイト紹介が書いてある本を買ってきて、そこから直打ちでサイトに飛ぶというネットの意味をなしてないようなサイト形態であった。

ある程度、自分が信頼できるサイトをいくつか見つけると、そこから「リンク」をたどって、さらにネットの海へ飛び出すというのが、当時のネット事情であった。

今のように、「メイド エロ クラシック」などと、検索しても、画像どころか、サイトのひとつにもたどり着けないのである。

そうした形で何度かサイトをたどっていくと、ある程度の画像にはたどり着けるが、高校生が求める、もっと、エキセントリックな画像にはたどり着けないのである。詳しくは、ここでは書けないが、隠されたリンクを見つけ出したり、数多もの掲示板からパスワードを拾い集めたり、アドレスを推測して直で侵入したりと、机上の空論ではない、戦場で実体験で「考える」癖がついた。

そもそも思うのだが、異性に一番興味がある時代、最もインセンティブになるのは、正直「エロ」だ。エロを見返りとした、勉強システムを構築することが、これからの日本を復活させるカギだと思うのだが、どうだろうか?

選挙権が、18歳以下になった今、政府にはぜひとも検討していただきたい事項である。
ちなみに、苦労に苦労を重ねて手に入れた画像だが、そこでまた趣があるのが、通信速度の遅さにあると思っている。ようやくたどり着いたと思ったお宝の画像も、一枚表示されるのに10秒から30秒もかかるのだ。個人的には、利用時間を30分以内に抑えたいと思っているし、親が帰ってくると使用できない。(PCは、親の部屋にある)

「はやく、はやく、がんばれ!!」
「ここは無念だがいったん引こう」
などと、独り言をつぶやけるのも、青春のきらめきか?

簡単に手に入れられるものばかりが、幸せとは限らないのである。



もーすぐはーるですねー。
ちょっと、踊ってみませんか。\(^o^)/


と、いうことで3月だよ。\(^o^)/
3月のライオンだよ。\(^o^)/

お金ないからストパーかけなくなったら、本当に頭が3月のライオンのローズです。頭がどかーーーーん。\(^o^)/


今週は、ノマドの会に、ふうたんロイパに、ダンテのひな祭りに、ふうたん会議と、かなり充実した週末を送れた気がします。春になって、温かくなり過ごしやすくなりましたし、卒業と、新入生の時期が訪れる春は、コンカフェ業界も大忙しの時期ですね。

どうでもいいですけど、ノマドの会、全員に領収書渡してくれるんですね。プロのご主人様だから、これ経費で落として良いよね??\(^o^)/

そうそう、春といえば恋の季節ですけど、最近の萌えしゃんどん勢ののろけ?話がひどいんですけど。\(^o^)/なずなちゃんがまさかの結婚だし、つぐみちゃんは、彼氏とラブラブだし、ほんと、これ、どうなってるの?\(^o^)/おめでとう。\(^o^)/うらやましい。\(^o^)/どかーーーーん\(^o^)/


ミーツを卒業したさくらちゃんも、どこからどう見ても、あれ、結婚してるか同棲してるよね。卒業と同時に引っ越しって。\(^o^)/しかも、門限があるって、絶対うそやん。\(^o^)/

学生じゃないメイドさんやアイドルさんが卒業するのは、ほぼ100%結婚したか妊娠したかだからね。仕事決まったからなんて、だいたいうそだからねー。\(^o^)/

あと、手料理を頻繁にツイートしてるやつもほとんど、彼氏のために作ってるからね。そんなお父さん、お母さんのために作るわけないじゃん。\(^o^)/

でもね。私たちはね。大人だから、そういうのを知らんぷりして接していくからね。そう、大人だからね。私たち、大人だから。大人って悲しい。\(^o^)/

でもなー。よくアイドルさんもメイドさんも、結婚したら仕事辞めたいっていうけど、本当に仕事辞めたいのかなー?一度、メイドやアイドルの楽しさを知ったら、なかなかやめられないと思うけどなー。わざわざお料理ツイートしちゃうのも、旦那だけに認められるのじゃ足りないから?じゃないのかなー。

もしも自分の彼女がアイドルとかだったら、本音だったらお客さんとして通った経験があるので、正直アイドルもメイドも辞めてほしいな。とも思うけど、仕事なんて楽しいことを男性だけが独り占めするのもあれなんで、本人がある程度節度を守ってなら続けてもいいかなー。って、思う。

どう?ローズは、仕事に理解のある素晴らしいご主人様だよ。\(^o^)/目の前の画面のあなた、ローズと結婚することをお勧めします。\(^o^)/

なんて、馬鹿なことを言ってないで、私たちと同世代のアイドルも、皆さん、大台に繰り上がる時期が来てしまいましたね。幸いにも彼女たちは誰もやめないので、それはそれでチャンスがあるのかと思いつつ、寂しいけど、辞めないでいてくれる彼女たちのために、私たちも辞めないでファンを続けていこうと思う、春なのでした。

ちなみに一度卒業したメイドさんやアイドルさんが、復帰した場合は、何かあった可能性が高いと思うんだよねー。ろーずは、これからゆうこりんを推していこうー。\(^o^)/

今週は、少しおやすみですね。
どかーーーーーん。\(^o^)/

3月13日(月)

ふうたん@コクリア

3月18日(土)

キャシさん@こなもん会
ふうたん@ロイパ

3月19日(日)

ストフェス

3月22日(水)

ふうたん占い@タイディ

3月26日(日)

キャシさん@クラムカフェ

3月29日(水)

ふうたん@マーキュリー(たぶん)

4月14日(金)

ふうたん@マーキュリー(たぶん)

4月16日(日)

あん様・ふうたん@メレ

4月22日か23日

ハンプトンコート(たぶん)

5月26くらい

キャシさん@tidyカフェ

5月31日

キャシさん@クラムカフェ
高校2年生から3年生に進級をしたが、2年から3年の際のクラス替えはなかったので、特に変化もなく、むしろ少人数の団結は深まって、受験生ながらなかなか楽しい毎日を過ごしていた。

ひとつ変わったことといえば、教科を指導する先生の方が何人か変更されたことだった。詳しいことは不明なのだが、おそらく学校側が決めた偏差値等の目標をクリアできなかったのだろう。予備校でもよくある話だが、私立の進学校もなかなか厳しいんだな。と、子供ながらに噂をしていた覚えがある。

偏差値至上主義・テクニック偏重の日本式大学受験が揶揄されることが多いけれど、私は偏差値という仕組みは、日本人が苦手とする「努力の見える化」という面では、非常に優れたシステムだと思う。

例えば、社会人になると、営業であれば売上という数値で自分を認識することができるが、それ以外の事務や経理などので仕事では、自分がその仕事にどれだけ寄与しているかを客観的に認識をすることができない。

この文章を読んでいる人ならば誰だって、「私の方が仕事してるのに認めてくれない」「あの人よりも丁寧にしているのに気付いてくれない」もっと中身をしっかりと明確に評価する仕組みがあれば良いのに。と、思ったことがあるだろう。

営業や店舗運営など、売り上げという数値が見える仕事だって、そもそもそうだ。「あの店の方が立地が良いし、新規オープンでリソースの投入がすごいんだから、売り上げが良いに決まっている」「あのエリアには太客の大企業があるんだから自分の環境とそもそものスタートが違う」「同じ環境だったなら・・・」など、公平・平等さを求めることもあるだろう。

そういう観点で言えば、学校のテストは平等で、明確だ。事前に何が正解かをしっかりと定義されているし、いつからいつまでかの期間も決まっているし、誰もがほぼ同じ環境で同じ問題を解答している。そこから算出される点数と偏差値は、間違いなく、自分自身の評価なのだ。特にマークシート式の試験であれば、一切言い訳ができないと思う。

こんなテストじゃ私の本当の能力や魅力は測れない。と、いう言葉もあるが、そもそも「ルール」がそうなってしまっている以上、そのルールに合わせるしかないのだ。ルールそのものを破壊する考えももちろんあるが、一個人では、なかなかそれは難しい。私立の進学校や進学塾は、そのルールの解析と、対策が非常に上手い。

実際の現場に役に立たない知識やテクニックを身に着けて、いったいどんな意味があるのか?と、思われることもあるが、実際の現場で知識やテクニックをゼロから考え出すことは、会社でも、職種でもほとんどない。一部の天才が考えた、その通りやればすべてうまくいくメソッドやマニュアルを、短期間で、100%再現することのほうが、よほど社会にとって必要な能力だと思われる。それは今までも、そして、きっとこれからも。

ルールに沿って戦う。と、いうのは、日本国内はもちろん、世界と戦う際にも重要になる。ルールが無ければ、最後は戦争や武力に繋がってしまうので、人間が生み出した知恵は、お互いの生命の安全を第一にしているのだ。もっとも、生命の安全以外では、定められたルールの中で血を血で争う戦いが繰り広げられるのだけれど。

そのルールに乗れず、努力せず、結果を出せない私たちは、時に悔しまぎれにこうつぶやく。「そんな資格は意味がない」「そんな勉強に意味はない」「売上向上が本当にお客さんを満足させているのだろうか?」

自分たちの行動が「良いか」「悪いか」を求めてきたのは、私たちだ。なのに、それを「受け入れない」と、いうのは、本質は、私たちを公正に評価してほしい。などという欲求ではないのだと思う。「私が評価される評価」をしてほしいだけなのだ。

私が生まれたころ、ストリートファイターやKOFなどの格闘ゲームが流行った時、「ハメ技」と、いうこれを使えば絶対に勝てる。と、いうメソッドやマニュアルが開発された。私個人としては、そんなやり方をしてもつまらない。と、思う考えだったが、今、世の中を改めて考えなおせば、「どんな方法でも」「ルール内」で勝つ方法を考え、それを忠実に実行することが、世の中で生きる「ルール」なんだな。と、改めて思う。

世の中は、現状のルールを徹底的に、かつ、迅速に分析して、「ハメ技」を考え、「実行」することが重要な「ゲーム」なのだ。仕事に楽しいも楽しくないもない。良いも悪いもない。勝つか勝たないか。でしか判断できないのだ。

しかし、私の通っていた学校は、テクニックだけではなく、勉強の楽しさそのものや、本質を教えてくれた。そして、それをもとにして、自分で戦略を考え、自分で道を開いていくことを体感した。

それは、テクニックだけを詰め込まれた人に比べたら、幸運であったかもしれないし、気づかなければ、仕事を辞めることも、コンカフェに通うこともなかったので、不幸でもあったのかもしれない。


  
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