キャリアアップ プリンセス☆ローズの目指せプロご主人様への道 私の履歴書24(55) 忍者ブログ

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2017/03/06 (Mon)
私の履歴書24(55)
高校2年生から3年生に進級をしたが、2年から3年の際のクラス替えはなかったので、特に変化もなく、むしろ少人数の団結は深まって、受験生ながらなかなか楽しい毎日を過ごしていた。

ひとつ変わったことといえば、教科を指導する先生の方が何人か変更されたことだった。詳しいことは不明なのだが、おそらく学校側が決めた偏差値等の目標をクリアできなかったのだろう。予備校でもよくある話だが、私立の進学校もなかなか厳しいんだな。と、子供ながらに噂をしていた覚えがある。

偏差値至上主義・テクニック偏重の日本式大学受験が揶揄されることが多いけれど、私は偏差値という仕組みは、日本人が苦手とする「努力の見える化」という面では、非常に優れたシステムだと思う。

例えば、社会人になると、営業であれば売上という数値で自分を認識することができるが、それ以外の事務や経理などので仕事では、自分がその仕事にどれだけ寄与しているかを客観的に認識をすることができない。

この文章を読んでいる人ならば誰だって、「私の方が仕事してるのに認めてくれない」「あの人よりも丁寧にしているのに気付いてくれない」もっと中身をしっかりと明確に評価する仕組みがあれば良いのに。と、思ったことがあるだろう。

営業や店舗運営など、売り上げという数値が見える仕事だって、そもそもそうだ。「あの店の方が立地が良いし、新規オープンでリソースの投入がすごいんだから、売り上げが良いに決まっている」「あのエリアには太客の大企業があるんだから自分の環境とそもそものスタートが違う」「同じ環境だったなら・・・」など、公平・平等さを求めることもあるだろう。

そういう観点で言えば、学校のテストは平等で、明確だ。事前に何が正解かをしっかりと定義されているし、いつからいつまでかの期間も決まっているし、誰もがほぼ同じ環境で同じ問題を解答している。そこから算出される点数と偏差値は、間違いなく、自分自身の評価なのだ。特にマークシート式の試験であれば、一切言い訳ができないと思う。

こんなテストじゃ私の本当の能力や魅力は測れない。と、いう言葉もあるが、そもそも「ルール」がそうなってしまっている以上、そのルールに合わせるしかないのだ。ルールそのものを破壊する考えももちろんあるが、一個人では、なかなかそれは難しい。私立の進学校や進学塾は、そのルールの解析と、対策が非常に上手い。

実際の現場に役に立たない知識やテクニックを身に着けて、いったいどんな意味があるのか?と、思われることもあるが、実際の現場で知識やテクニックをゼロから考え出すことは、会社でも、職種でもほとんどない。一部の天才が考えた、その通りやればすべてうまくいくメソッドやマニュアルを、短期間で、100%再現することのほうが、よほど社会にとって必要な能力だと思われる。それは今までも、そして、きっとこれからも。

ルールに沿って戦う。と、いうのは、日本国内はもちろん、世界と戦う際にも重要になる。ルールが無ければ、最後は戦争や武力に繋がってしまうので、人間が生み出した知恵は、お互いの生命の安全を第一にしているのだ。もっとも、生命の安全以外では、定められたルールの中で血を血で争う戦いが繰り広げられるのだけれど。

そのルールに乗れず、努力せず、結果を出せない私たちは、時に悔しまぎれにこうつぶやく。「そんな資格は意味がない」「そんな勉強に意味はない」「売上向上が本当にお客さんを満足させているのだろうか?」

自分たちの行動が「良いか」「悪いか」を求めてきたのは、私たちだ。なのに、それを「受け入れない」と、いうのは、本質は、私たちを公正に評価してほしい。などという欲求ではないのだと思う。「私が評価される評価」をしてほしいだけなのだ。

私が生まれたころ、ストリートファイターやKOFなどの格闘ゲームが流行った時、「ハメ技」と、いうこれを使えば絶対に勝てる。と、いうメソッドやマニュアルが開発された。私個人としては、そんなやり方をしてもつまらない。と、思う考えだったが、今、世の中を改めて考えなおせば、「どんな方法でも」「ルール内」で勝つ方法を考え、それを忠実に実行することが、世の中で生きる「ルール」なんだな。と、改めて思う。

世の中は、現状のルールを徹底的に、かつ、迅速に分析して、「ハメ技」を考え、「実行」することが重要な「ゲーム」なのだ。仕事に楽しいも楽しくないもない。良いも悪いもない。勝つか勝たないか。でしか判断できないのだ。

しかし、私の通っていた学校は、テクニックだけではなく、勉強の楽しさそのものや、本質を教えてくれた。そして、それをもとにして、自分で戦略を考え、自分で道を開いていくことを体感した。

それは、テクニックだけを詰め込まれた人に比べたら、幸運であったかもしれないし、気づかなければ、仕事を辞めることも、コンカフェに通うこともなかったので、不幸でもあったのかもしれない。


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