キャリアアップ プリンセス☆ローズの目指せプロご主人様への道 私の新人時代(26) 忍者ブログ

2017/06/03 (Sat)
私の新人時代(26)
メイドリフレ後半の生活は、ローズはなぜか2chで叩かれたりしながら過ごしていた。

アイドル界隈で「推しかぶり敵視」という言葉があるが、メイドリフレ業界では、敵視どころではない。「推しかぶり殺す」くらいの気持ちになるのは必然の流れだった。

自分が施術を受けていたところから、「見知った相手」にバトンタッチする瞬間ほど、喪失感のある瞬間というのはそうそうない。

アイドル業界でも、物販の瞬間は女の子を独占をしているが、リフレの場合は、その王様度と親密度が違う。自分だけのために60分近い時間を割いてくれ、自分だけのために施術をしてくれる。

今まで自分が受けていた王様状態からそれを推しかぶりのライバルに交代する瞬間を見て平然としていられる人などいないだろう。

本当にドはまりしてしまった人にとっては、まさに、躁鬱を繰り返す麻薬みたいなものである。

当然、お店の一番人気の女の子なので、推しかぶりは多く、また話のネタになりやすいようなブログを書いていたので、それはもう炎上するための燃料すぎたと今でも思う。

最初はちょっとびっくりしたが、まぁ炎上するには炎上するだけの理由はあるよなー。と、思ったので、特に反論もしなかったし、以降はわりと大人しく過ごしていた。


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大阪に移動をする最後の日には、やっぱりお気に入りの女の子に会いたいな。と、思っていたけれど、最終日にシフトに入っているなんて奇跡が重なるほど運命は甘くなく、大阪に引っ越しをする前にRさんが出勤するシフトの日に、お店に電話をかけて繋いでもらったことを覚えている。

今思えば、なんて厄介な客で、うざい客だな。と、思うし、繋いだら繋いだで特別何かを伝えたいわけでもないけれど、その「行為」が、きっと好きだったんだろうな。と、いうことを時間が経っても証明してくれていると思う。

それはそれで区切りがついているんだから、もう終わりにすればいいのに、ローズはさらに手紙を書いてお店に預ける。と、いう愚行を重ねた。

何を書いたのかは、今となっては思い出せない。特別好きだと書くわけでもなく、連絡先を記載するわけでもなく、いつもブログに書いている調子で、普段の働く姿をほめたたえるような内容だったと思う。

ただひとつ覚えているのは、なぜかその手紙に「チェキ」を同封したことだ。しかも、それがいわゆる自分を撮影した「逆チェキ」ではなくて、過去に撮影をした「本人」の「ピンチェキ」だ。

もし、この愚行にどんな意味があるのかわかる人がいたらどうか教えてほしい。なぜ、本人に本人のチェキを贈るのだろうか?しかも、お客さんがお金を出して購入した商品なのに。とらえ方によっては、こんなものいらないよ。と、返品した風に思われかねない。ただのアホだ。

ただ、ご主人様を長くしていれば、自分でもわからない自分の気持ちや行動が、ついつい出てしまうものなのだろう。

スマートに振る舞えるのも素敵かもしれないが、泥臭い、わけのわからない行動も、またひとつの愛の形ではないかと思う。(男性側の浪漫を鑑みた立場で見れば)

とにかく、それが当時のローズの精いっぱいだった。

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東京の最終日にRさんはシフトに入っていなかったが、最初にリフレを担当してくれたSさんは、シフトに入っていたので、最終日はSさんを指名した。

町田に住んでいれば新横浜から新幹線に乗った方が近いのに、わざわざアキバまで戻ってきて東京から乗るなんて、ずいぶん酔狂だと思うが、その当時は、それが何より大事なことだった。

今まで自分が築いてきた関係をすべて捨てて、大阪にわざわざ異動をすることに、最初はネガティブな感情もあったけれど、自分の中では電話をしたことと手紙をかいたことで一区切りがついたような気持ちになった。

Sちゃんの施術は相変わらず素晴らしい笑顔で元気になったし、爺やさんとの会話もウィットに富んだ楽しい会話で、最後だからとあまり湿っぽくならずに、楽しい気分でお店を出ることができた。

私が通っていたメイドリフレANNYは、秋葉原駅昭和通り改札口から徒歩1分。お店を出てから、美しい夕日と高い高いビル群を眺めながら、またここに来ることはあるのかな?と、とぼとぼと歩いていると、改札付近で急にローズは、肩を叩かれた。

そんなことはめったにないので何事かと身構えて振り返ると、そこには、私服姿のRさんの姿があった。

「えっ・・・あれ・・・なんで?」

思いもかけない状況にローズは、慌てふためいていると、

「これ、お世話になったから」
と、紙袋を差し出してくれた。

「あ、そうなんだ。ありがとう。大阪でも頑張るから、Rさんも頑張ってね。」

奇跡的な瞬間を、ローズは自分から打ち切って、勝手に改札に向かうという伝説的な行動で、ローズの秋葉原の思い出綺麗に幕を閉じた。


この出来事は、その後何度も思い出す。なぜ、せっかく会いに来てくれたRさんにローズは何も話さなかったのだろうか。思いを告げることはしないとしても、もう少し優しい対応ができたのではないか。

そもそも、Rさんは、なぜわざわざ会いに来てくれたのか。リフレの予約時間で何時くらいに終わるかはわかるとしても、彼女は秋葉原の駅前でローズが通りかかるのを何十分も待ち続けたのか?


答えは今となってはわからない。


プレゼントの中に手紙でも入ってるのかと思ったが、それらしきものは、ひとつも入っていなかった。もしかして自分が見落としているだけかもしれないと、紙袋の中を隅から隅まで3回ほど確認してみたが、それでもやっぱり何も入ってなかった。

きっとこれが、二人の関係の形なんだろう。
言葉に表すことはないけれど、自分の休日にわざわざ会いに来てくれたことだけで、ローズのピュアな気持ちは十分満たされた。


中に入っていたのは、おそらくRさんのお気に入りの紅茶と、ジャムだった。そういえば昔、リフレの時に、紅茶にジャムを入れて飲むと美味しい。みたいな話をした記憶がある。

秋葉原のご主人様人生で手に入れたのは、紅茶とジャム。ローズはそれらを大切に抱えて、ひとり大阪行きの新幹線に乗り込んだ。
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