2025/04/30 (Wed)
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2017/05/12 (Fri)
私の新人時代(14)
転職活動に限ったことではないが、これは運命の出会いだな。と、感じることは時々ある。
転職でいえば3分話せば、合格かどうかなんて結果を言われるまでもなく、わかるものである。
ビビビと来たから結婚した。と、いう名言は、当時でもはるか昔の死語ではあったが、4社目にして、あー、これはこの企業に入るべきだな。と、いうことを直感した。
その企業は、少し風変わりな企業だった。まず、面接前の段階から、やけに書類を書かされた。
・自分を一言で表すと?
・相手に言われて嫌な言葉は?
・相手に言われて嬉しい言葉は?
こういうお題を渡されればローズゾーンのお家芸だった。
1次面接と2次面接の間にも、入社してからやりたい100のこと。みたいな課題があった。
これらは新卒でも共通の課題で、みんな書くのに苦労した。と、いうが、逆に200個くらい書いてしまい、削るのに苦労した思い出がある。
と、いうのは、あくまで若気の至りの自画自賛であり、やはり客観的に見れば、かなりしょぼい内容を書いていたのは事実だ。
今でもダサいローズだが、当時は、さらにさらにダサい恰好をしており、まともな社会人の振る舞いもできなかったのに、採用をされたのは、まさに幸運としか言いようがなかった。
------------
初めて転職先が決まった後の出来事だが、当たり前といえば当たり前だが、退社を相談するということは、かなりの緊張を要した。
特に私をほぼ1本釣りで採用をしてくれたY部長には、申し訳が立たなかった。
退社したい旨を伝えると、Y部長は驚いた顔をして、様々な好条件を伝えて引き留めてくれた。
・どこでも好きな部署に行かせる
・本省へ出向したいなら推薦もする
・1年は短いからもう少しだけ考えてみたらどうか?
正直、そのように言われたら考えが揺らいだりもしたが、なんとなくだが、私の頭の中では、なんとも言えない本能が、今の仕事を続けることに警告を出していた。
頑なに拒み続ける私の決意を感じ取ったのか、最初は執拗に引き留めをしていたY部長は、ある日を境に、ふっと引き留めるのをやめてしまった。
かわりに当たり前といえば当たり前だが、ローズへの冷遇が始まった。自分を裏切った部下に対して、優しくしたままでは、その他の社員へのメンツが立たないから、これは適切な対応だろう。
有給消化をするので実際の退職日より前に、机が速攻で片づけられていたのは、なかなか面白かった。
「漫画やドラマみたいなことって本当にあるんだな。」
と、心の中でつぶやきながら、ローズは退社日までの日を淡々と過ごしていた。
一番お世話になった、年齢が一番近く、バンプとギターが共通の趣味のS係長も、ローズがやめてからしばらくしてやめてしまった。
詳しくは書かないが、Y部長は功を焦るばかりに、研究者の要望を優先しすぎて、法令違反を犯してしまっていたのだ。そのあと対応に、S係長は、膨大な業務を任されていた。
S係長もそうだが、いつも真面目で一生懸命な人に、しわ寄せが来るのが、日本的企業の問題点だと思う。
また、現場以外にも、経理関係がグダグダだった法人なので、研究費の不正使用などのニュースがローズが退職を決めたあたりからちらほら出始めていた。自分の所属している組織が、新聞やテレビで出るという経験もなかなかないだろう。
今でも、その法人をやめたこととタイミングは間違いではないと思っている。
ただ、唯一悔やまれるのが、当時仲の良かった声優の子から、マネージャーにならないか?と、誘われていたことだった。
そのタイミングがあと半年遅ければ、今頃ローズは、人気声優のマネージャーだったのに・・・。
しかし、裏を返せば、2社目に転職をしたことによって、ローズは、大阪・名古屋・福岡をまたにかけるスーパーご主人様が生まれたタイミングでもあった。
何回人生をやり直しても、同じ人生を生きることはきっとできないだろう。それだけ今目の前にある積み重ねは、奇跡なのかもしれない。
-----------
初めての転職活動は、「わからない」だらけだった。そもそもまともに新卒での就職活動をしたことがなかったので、自己分析も企業研究もわからない。
とりあえず「次は民間に」くらいの低い志で転職を決めてしまったのだから今思えば救いようがない。
1回目の転職に使用したのは、主にリクナビネクストの「媒体」広告だった。今は、マイナビ・インテリジェンス・エンの4強になっているが当時はまだまだリクルート一強時代だった。
転職には色々な方法がある。一番メジャーなハローワークだが、「なんとなくなイメージ」で、ハロワはろくな求人が無いと思い込み手を出さなかった。
次に、当時はまだまだメジャーではなかったが、真っ当な?転職先を探すには、「紹介」という手法がある。
基本的に企業の中途募集の情報は、公には出てこない。理由は、メジャーな企業が募集をしてしまうと、尋常じゃない応募が来てさばききれない。と、いう問題と、場合によっては中途の募集状況・内容でその企業の次の一手がわかってしまう可能性があるからだ。
その分、市場には公開されないようなレアなポジション・求人が多く、今の自分よりも好待遇な場合が多い。転職エージェントが個別に丁寧にサポートをしてくれるし、実力がある人向けの転職方法だ。今思えば、転職エージェントを使っておけば、人生がまったく違ったものであったな。とも、思う。
ハロワと紹介の真ん中、くらいのイメージが「媒体」だ。ハロワのような小規模の企業ではなく、ある程度名が通っており、金銭に余裕があり、中長期計画に増収増益を掲げるような企業が多いだろうか?もしくは、新たに生まれた新規サービスの拡大なども考えられる。(※今ではメジャーになった東進の映像授業など)
まぁ、今となってはよくわかるが、基本媒体に掲載されている企業も、あまりろくな企業は無い。「名前の認知度は高い」が、それは、広告にお金をつぎ込みまくっているだけで、中身が無いサービスの場合が多いからだ。
また、特殊な技能を必要としないケースの「職種」が多い。研究職の仕事はもちろん、経理・人事・総務などの募集はレアで、ほとんどが営業職になるだろうか?(IT系は、頭を使わないサーバー運用とかweb店舗運営とか)
募集される業界もコンビニ・小売り・販売・不動産・教育・保険・飲食・IT系などが、広告の大半を占めるだろう。いわゆる「ブラック」と呼ばれるもものだ。よくよく広告を見れば、いつも同じような企業が同じような募集をしていることに気付くはずだ。つまり、それだけ人が入り、人が辞めていくのだろう。
皆が知っている。は、すなわち、それだけ激戦区のサービスなのだ。
-------------
その中で、私は教育系の仕事を基本軸とした。理由は「なんとなく」だ。あえて言えば、顧客と直接対話できることと、自身の勉強のキャリアを活かせるからだろうか?
それなりの学歴も持っているし、教えるのも苦手でないローズは、それなりに転職に自信を持っていた。
・・・が、しかし結果は3戦全敗だった。
ある意味、これが初めての転職活動だったが、予想外の展開にかなりショックを受けた。
なぜなら、3戦のうち、ひとつは、書類選考ですら落ちていたからだ。一応年齢も25歳で、国立理系出身の人間を教育業界で不採用にするのは、今となってもありえない。
それだけ、その当時はフリーター的な人間が多かった。と、いうのと、それだけローズが人間的に魅力がなかった。と、いうことだろう。公務員(笑)にコネ以外の何が期待できるのか。と、いう感じだろう。
まぁ、この1年で何をしてきたの?と、聞かれて、毎日ヤフーニュースを見てました。と、いう人間を採用したいと思うはずがない。
新卒の採用は、何もできなくても「将来に期待して」採用をすることがあるが、中途の採用は、基本「今までにしてきたこと」から「将来何ができるか」を大事にするので、そもそもフィールドが違いすぎるのだ。
あれ?これってもしかして一生転職できないんじゃない?と、思っていた矢先、ローズは次の就職先となる企業に偶然めぐり合う。
転職でいえば3分話せば、合格かどうかなんて結果を言われるまでもなく、わかるものである。
ビビビと来たから結婚した。と、いう名言は、当時でもはるか昔の死語ではあったが、4社目にして、あー、これはこの企業に入るべきだな。と、いうことを直感した。
その企業は、少し風変わりな企業だった。まず、面接前の段階から、やけに書類を書かされた。
・自分を一言で表すと?
・相手に言われて嫌な言葉は?
・相手に言われて嬉しい言葉は?
こういうお題を渡されればローズゾーンのお家芸だった。
1次面接と2次面接の間にも、入社してからやりたい100のこと。みたいな課題があった。
これらは新卒でも共通の課題で、みんな書くのに苦労した。と、いうが、逆に200個くらい書いてしまい、削るのに苦労した思い出がある。
と、いうのは、あくまで若気の至りの自画自賛であり、やはり客観的に見れば、かなりしょぼい内容を書いていたのは事実だ。
今でもダサいローズだが、当時は、さらにさらにダサい恰好をしており、まともな社会人の振る舞いもできなかったのに、採用をされたのは、まさに幸運としか言いようがなかった。
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初めて転職先が決まった後の出来事だが、当たり前といえば当たり前だが、退社を相談するということは、かなりの緊張を要した。
特に私をほぼ1本釣りで採用をしてくれたY部長には、申し訳が立たなかった。
退社したい旨を伝えると、Y部長は驚いた顔をして、様々な好条件を伝えて引き留めてくれた。
・どこでも好きな部署に行かせる
・本省へ出向したいなら推薦もする
・1年は短いからもう少しだけ考えてみたらどうか?
正直、そのように言われたら考えが揺らいだりもしたが、なんとなくだが、私の頭の中では、なんとも言えない本能が、今の仕事を続けることに警告を出していた。
頑なに拒み続ける私の決意を感じ取ったのか、最初は執拗に引き留めをしていたY部長は、ある日を境に、ふっと引き留めるのをやめてしまった。
かわりに当たり前といえば当たり前だが、ローズへの冷遇が始まった。自分を裏切った部下に対して、優しくしたままでは、その他の社員へのメンツが立たないから、これは適切な対応だろう。
有給消化をするので実際の退職日より前に、机が速攻で片づけられていたのは、なかなか面白かった。
「漫画やドラマみたいなことって本当にあるんだな。」
と、心の中でつぶやきながら、ローズは退社日までの日を淡々と過ごしていた。
一番お世話になった、年齢が一番近く、バンプとギターが共通の趣味のS係長も、ローズがやめてからしばらくしてやめてしまった。
詳しくは書かないが、Y部長は功を焦るばかりに、研究者の要望を優先しすぎて、法令違反を犯してしまっていたのだ。そのあと対応に、S係長は、膨大な業務を任されていた。
S係長もそうだが、いつも真面目で一生懸命な人に、しわ寄せが来るのが、日本的企業の問題点だと思う。
また、現場以外にも、経理関係がグダグダだった法人なので、研究費の不正使用などのニュースがローズが退職を決めたあたりからちらほら出始めていた。自分の所属している組織が、新聞やテレビで出るという経験もなかなかないだろう。
今でも、その法人をやめたこととタイミングは間違いではないと思っている。
ただ、唯一悔やまれるのが、当時仲の良かった声優の子から、マネージャーにならないか?と、誘われていたことだった。
そのタイミングがあと半年遅ければ、今頃ローズは、人気声優のマネージャーだったのに・・・。
しかし、裏を返せば、2社目に転職をしたことによって、ローズは、大阪・名古屋・福岡をまたにかけるスーパーご主人様が生まれたタイミングでもあった。
何回人生をやり直しても、同じ人生を生きることはきっとできないだろう。それだけ今目の前にある積み重ねは、奇跡なのかもしれない。
-----------
初めての転職活動は、「わからない」だらけだった。そもそもまともに新卒での就職活動をしたことがなかったので、自己分析も企業研究もわからない。
とりあえず「次は民間に」くらいの低い志で転職を決めてしまったのだから今思えば救いようがない。
1回目の転職に使用したのは、主にリクナビネクストの「媒体」広告だった。今は、マイナビ・インテリジェンス・エンの4強になっているが当時はまだまだリクルート一強時代だった。
転職には色々な方法がある。一番メジャーなハローワークだが、「なんとなくなイメージ」で、ハロワはろくな求人が無いと思い込み手を出さなかった。
次に、当時はまだまだメジャーではなかったが、真っ当な?転職先を探すには、「紹介」という手法がある。
基本的に企業の中途募集の情報は、公には出てこない。理由は、メジャーな企業が募集をしてしまうと、尋常じゃない応募が来てさばききれない。と、いう問題と、場合によっては中途の募集状況・内容でその企業の次の一手がわかってしまう可能性があるからだ。
その分、市場には公開されないようなレアなポジション・求人が多く、今の自分よりも好待遇な場合が多い。転職エージェントが個別に丁寧にサポートをしてくれるし、実力がある人向けの転職方法だ。今思えば、転職エージェントを使っておけば、人生がまったく違ったものであったな。とも、思う。
ハロワと紹介の真ん中、くらいのイメージが「媒体」だ。ハロワのような小規模の企業ではなく、ある程度名が通っており、金銭に余裕があり、中長期計画に増収増益を掲げるような企業が多いだろうか?もしくは、新たに生まれた新規サービスの拡大なども考えられる。(※今ではメジャーになった東進の映像授業など)
まぁ、今となってはよくわかるが、基本媒体に掲載されている企業も、あまりろくな企業は無い。「名前の認知度は高い」が、それは、広告にお金をつぎ込みまくっているだけで、中身が無いサービスの場合が多いからだ。
また、特殊な技能を必要としないケースの「職種」が多い。研究職の仕事はもちろん、経理・人事・総務などの募集はレアで、ほとんどが営業職になるだろうか?(IT系は、頭を使わないサーバー運用とかweb店舗運営とか)
募集される業界もコンビニ・小売り・販売・不動産・教育・保険・飲食・IT系などが、広告の大半を占めるだろう。いわゆる「ブラック」と呼ばれるもものだ。よくよく広告を見れば、いつも同じような企業が同じような募集をしていることに気付くはずだ。つまり、それだけ人が入り、人が辞めていくのだろう。
皆が知っている。は、すなわち、それだけ激戦区のサービスなのだ。
-------------
その中で、私は教育系の仕事を基本軸とした。理由は「なんとなく」だ。あえて言えば、顧客と直接対話できることと、自身の勉強のキャリアを活かせるからだろうか?
それなりの学歴も持っているし、教えるのも苦手でないローズは、それなりに転職に自信を持っていた。
・・・が、しかし結果は3戦全敗だった。
ある意味、これが初めての転職活動だったが、予想外の展開にかなりショックを受けた。
なぜなら、3戦のうち、ひとつは、書類選考ですら落ちていたからだ。一応年齢も25歳で、国立理系出身の人間を教育業界で不採用にするのは、今となってもありえない。
それだけ、その当時はフリーター的な人間が多かった。と、いうのと、それだけローズが人間的に魅力がなかった。と、いうことだろう。公務員(笑)にコネ以外の何が期待できるのか。と、いう感じだろう。
まぁ、この1年で何をしてきたの?と、聞かれて、毎日ヤフーニュースを見てました。と、いう人間を採用したいと思うはずがない。
新卒の採用は、何もできなくても「将来に期待して」採用をすることがあるが、中途の採用は、基本「今までにしてきたこと」から「将来何ができるか」を大事にするので、そもそもフィールドが違いすぎるのだ。
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