キャリアアップ プリンセス☆ローズの目指せプロご主人様への道 私の履歴書53(84) 忍者ブログ

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2017/04/12 (Wed)
私の履歴書53(84)
好きな季節は?と、聞かれれば「秋」と答える。単純に暑かった夏が終り、過ごしやすい日々が訪れるし、多くの食べ物が旬を迎える秋は、食いしん坊には嬉しい季節だ。

また、4月を区切りとした学年制を取っている日本においては、春から夏にかけて作った人間関係を収穫する季節が秋となる。人見知りのローズの本領を発揮し始める時期だ。

そして何よりうれしいのは、誕生日。気分的な問題かもしれないが、9月は自分にとってすべてが味方をしてくれる気がして、特に20代のころは、まだまだ誕生日が嬉しいと感じるお年頃だった。


と、いう話だが、秋には就職をしているはずのローズは、この時ばかりは、なかなか運を味方につけることができなかった。

すでに今の手持ちの経験で面接試験の向上を狙うことは難しく、後は周りのレベルが下がり、相対的に自分の価値が上がってくれるのをただひたすら祈るばかりだった。

民間の就職試験と同じく、公務員試験も後になるほどあまり良い就職先とはいいがたくなる。優秀な人材には春から内定が渡され、夏、秋と季節が移るにつれて企業のレベルも人材のレベルも下がっていく。

ローズも、東京都特別区、国家公務員Ⅱ種、つくば市というレベルから、水戸市、大学法人、独立行政法人などの季節になると、もはやどこでも受かればいいや。と、いう気持ちになっていた。いっそのこと、当時好きだったマンガの「カバチタレ」みたく、行政書士になろうとして試験も受けてみたがやはりダメだった。

敗者復活戦に次ぐ、敗者復活戦の負け残りゲーム。面接官のレベルも周りの受験生のレベルも下がっていくのを感じながら、モチベーションはほとんど皆無に近かった。

もう普通の民間にでも就職しようかな。と、諦めそうな時、最後まであきらめずに頑張れたのは、その時、自分の中での心のアイドルと出会うことができたからだと信じている。


誰にでも心の中のアイドルというのは、一度くらいはいたことがあるのではないだろうか?

それは、プロ野球選手のようなスポーツ選手かもしれないし、ボーカロイドなどの作曲家たちかもしれないし、AKBのような本来の意味でのアイドルかもしれない。

自分が生きている生活環境の中では決して出会うことができないけれど、でも、確かにその存在が自分を励ましてくれる、この人がいるから頑張れる。と、いう偶像的な存在だ。

その時の私にとってのアイドルは、とある子役の女の子だった。過去に「掲示板」という古代の遺産のような仕組みでファン同士の交流をしていた私は、「ブログ」という近現代の技術を経て、そちらでたまにその子役の女の子の作品の感想などを書いていた。(ブログも掲示板も変わらないけど・・・)

すると、その女の子は時代にビビットであったのか、それともプロ意識が高かったのか。まだまだ「エゴサ」なんて言葉もない時代に、自分の名前を検索して、私のブログにたどり着いたようだった。

そして、嬉しいことに、私のブログにコメントをたびたび残してくれ、定期的にやり取りをするような仲になったのだ。

さらに驚くことには、一定期間文通のようなやり取りをした後は、その子との関係はネット上だけにとどまらず、その後は毎日チャットをしたりたまにだが、電話をするような仲になった。

今風に言えば、繋がった。と、でも言えばいいのだろうか?

ただ、その子は、子役のころにはそこそこの知名度を持っていたが、私とやり取りをしていたくらいの時には、ほとんど芸能活動はしていなかったようだ。いわゆる子役の壁。と、言うやつで、成長期の移り変わりの激しい時期に、子役のポジションから新しい活躍の場を探すことが出来なくて、たまたま見つけたファンにすがるような気持ちも持っていたのだろう。

その子と話すことはいつも決まって、「これからどうやって私を売っていくか?」と、いう話だった。

もともと作品の批評を半分お世辞まじりと言え、そこそこ的確にしていたので?その子は、私をなぜか信頼してくれているようだった。

その当時だと、売れていたのは志田未来ちゃんで、どうしたらあの子のようになれるか?どこの事務所が良いか?今度こういうオーディションがあるので、どうしたら合格できるか?などを、二人で話していた。

私とはおそらく10歳近く年齢が離れていたと思うが、彼女の精神年齢は私と同じか、むしろそれより上だった。

私もかなり真面目なほうだとは思うが、彼女は私よりも真面目で、適当なアイデアを出すといつも怒られた。普段から怖い大人に囲まれて生活してきた子役の本能だったのだろうか?

皆さんもご存じのとおり、私はわりと色々な物事の評価基準は厳しいほうだ。本心は、めちゃくちゃ厳しいのだが、それは自分でも自覚しているので、相手を気遣って、口に出す内容は60%くらいにしているつもりなのだが、その女の子は、私の発言がいつも甘すぎるとたしなめた。

こういうことをやれたらいいよね。と、いうアイデアに対しては、いつも100%どころか120%で返事をしてきたし、むしろ、彼女の頑張りがあまりにも鬼気迫っていて怖いので、もうやめよう。休もう。と、いうことしかできない情けない大人だった。

しかも彼女がすごいな。と、思うのは、自分自身も芸能界を引退するかどうかの間際の状況なのに、私の状況も心配してくれて、私も頑張るから、ローズも頑張れ。と、励ましてくれたのだ。成功する人間というのは、こういう人間なんだろうな。と、今になっても思う。


事実、彼女は子役からのセカンドキャリアとして、現在大きな成功を収めている。私は、あまりアニメを見るほうではないのだが、今までにいくつかのアニメを見ており、そのアニメのほとんどは、実は彼女がらみの作品だった。

そう。彼女は現在は立派な声優さんとなっていた。単体の声優名では知らない人もいるかもしれないが、主演の作品名を言えば、この界隈の人であれば100%知っている有名人だろう。

私がいたからどうのこうの。などと、彼女に関しては、口が裂けて言えないくらい。彼女は、自分で努力をし、そして自分の力で夢をつかんだ。


その姿を見て、情けなくも10歳近く年上のニートは、本人なりの努力をして、遅咲きながら、なんとか地方の独立行政法人の働き口を見つけることができた。

内定が決まったのは、2006年の11月も終わりかけのころだろうか。人より遅れること約2年。

ローズの初めての社会人生活が始まろうとしていた。


※本当はここからが私の履歴書ですが、前置きが長すぎますね。。。

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