2025/04/30 (Wed)
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2017/02/11 (Sat)
私の履歴書11(42)
部活を辞めたローズは、何かに打ち込んだかといえば、特に何も打ち込んではいなかった。当時は、習い事も中学生に上がるに連れてほとんどやめて、週に2回程度の塾しかなかたので、むしろ小学生の頃よりはだいぶ暇だった。
周りはおしゃれなんかにも目覚め始める時期だが、個人的には全然興味がなく、完全に自分の世界に入っていた。友達は、8歳下の弟だった。
このころの趣味が古本屋さんで漫画を集める。と、いうものだった。今はブックオフがスタンダードになり、そこを通り越してアマゾンなどで中古品の売買が行われる時代になったが、当時は、大手の古本屋なんてものは存在しなかった。駅の裏手、裏道にひっそり存在する「古書店」の中で、漫画を多く扱う店をいかにストックできるかが勝負だった。
あそこの書店は、最新のものが強い。あそこの書店は古いものが強い。ここは普段は高いが、たまに衝撃的に安いセールをする。など、お店の個性を把握しては、定期的に巡回をすることが休日の楽しみだった。小さい古本屋は、連続する漫画をすべてそろえるなんてことはほぼ不可能なので、まるでドラゴンボールを集めるかのように、1巻、1巻探し続ける旅だった。
冷静に考えると、非常に手間がかかりコストが悪い。中学生当時の移動手段は自転車しかなく、また田舎なので当然ながら1店、1店の距離が大きいので、1回にすべての店舗を回ることは到底不可能だ。しかしながら、若さゆえの特権か?有り余ったエネルギーを使い、自分で情報を収集し、自分で結果を分析し、想像通りの結果を得ることが最大の喜びだった。
最初は、誰もが知っているメジャーな作品を買うことで満足をしていたが、だんだんとマイナーな作品に手を出すことが趣味になった。背景としては、有名な作品は単純に中古でも高く、無名な作品は安かった。と、いうこともあるし、誰も知らぬマイナーな作品も、低確率ではあるものの、激烈に面白い作品があるし、その作品を探し当てた俺、すげぇ。と、いうオタク特有の楽しみ方をしていた。
最近は復刻版などで昔の漫画がフューチャーされ、包丁人味平のカレー戦争などが有名になったりもしたが、中学生の私は自力でその漫画を探し当て、ブラックカレーにひそかに興奮をしたりしていた。
「「おなかはすいた?」 (講談社全7巻 作者:東城三紀夫)」と、いう作品を皆さんはしっているだろうか?オススメしたい作品はいくつかあるのだが、今も昔も料理漫画マニアな私は、この作品が何より衝撃だった。
何が衝撃的だったかというと、主人公に敵対する敵キャラが、料理の秘密を語っ時だった。「このステーキをよりおいしくするためにはどうしたらいいと思う?」と、いう問い。
美味しんぼや、ミスター味っ子を呼んでいた私は、牛乳につけこんで肉を柔らかくしてみたり、ソースに工夫をして濃厚さを出すのかと思ったが、答えはなんと「少量の化学調味料を使う」だった。
当時は、美味しんぼが料理漫画としては全盛で、化学調味料は悪だよね。自然のおいしさが一番だよね。と、いうブームの時代にこの漫画はなんていうアンチテーゼをぶち込んでいるんだ。と、中学生ながらに感動したものだった。
と、いう話を、美容室のお姉さんに熱く語っていたのだが、今考えると、キモイなー。と、思うとともに、ネットがある今の時代はうらやましいな。と、切に思う。
せめて実家の近くにメイド喫茶があれば、そこでそういう話もでき・・・できないか。
趣味は人の数だけあり、周りには、アニメが好きになり声優さんにはまる人や、アイドルにはまる人が多かったりして、趣味を共有できる人がいたのは誠にうらやましい。メディアの特徴からか、テレビでも、ラジオでも趣味を共有することができない中学生時代。ひたすら古本を買い集め、高校を卒業するころには、その冊数は2000冊を超えていた。
一日に漫画は10冊以上読み、しかも同じ漫画を何度も繰り返し読めた情熱。若さとはすばらしいと今になってそう思う。
周りはおしゃれなんかにも目覚め始める時期だが、個人的には全然興味がなく、完全に自分の世界に入っていた。友達は、8歳下の弟だった。
このころの趣味が古本屋さんで漫画を集める。と、いうものだった。今はブックオフがスタンダードになり、そこを通り越してアマゾンなどで中古品の売買が行われる時代になったが、当時は、大手の古本屋なんてものは存在しなかった。駅の裏手、裏道にひっそり存在する「古書店」の中で、漫画を多く扱う店をいかにストックできるかが勝負だった。
あそこの書店は、最新のものが強い。あそこの書店は古いものが強い。ここは普段は高いが、たまに衝撃的に安いセールをする。など、お店の個性を把握しては、定期的に巡回をすることが休日の楽しみだった。小さい古本屋は、連続する漫画をすべてそろえるなんてことはほぼ不可能なので、まるでドラゴンボールを集めるかのように、1巻、1巻探し続ける旅だった。
冷静に考えると、非常に手間がかかりコストが悪い。中学生当時の移動手段は自転車しかなく、また田舎なので当然ながら1店、1店の距離が大きいので、1回にすべての店舗を回ることは到底不可能だ。しかしながら、若さゆえの特権か?有り余ったエネルギーを使い、自分で情報を収集し、自分で結果を分析し、想像通りの結果を得ることが最大の喜びだった。
最初は、誰もが知っているメジャーな作品を買うことで満足をしていたが、だんだんとマイナーな作品に手を出すことが趣味になった。背景としては、有名な作品は単純に中古でも高く、無名な作品は安かった。と、いうこともあるし、誰も知らぬマイナーな作品も、低確率ではあるものの、激烈に面白い作品があるし、その作品を探し当てた俺、すげぇ。と、いうオタク特有の楽しみ方をしていた。
最近は復刻版などで昔の漫画がフューチャーされ、包丁人味平のカレー戦争などが有名になったりもしたが、中学生の私は自力でその漫画を探し当て、ブラックカレーにひそかに興奮をしたりしていた。
「「おなかはすいた?」 (講談社全7巻 作者:東城三紀夫)」と、いう作品を皆さんはしっているだろうか?オススメしたい作品はいくつかあるのだが、今も昔も料理漫画マニアな私は、この作品が何より衝撃だった。
何が衝撃的だったかというと、主人公に敵対する敵キャラが、料理の秘密を語っ時だった。「このステーキをよりおいしくするためにはどうしたらいいと思う?」と、いう問い。
美味しんぼや、ミスター味っ子を呼んでいた私は、牛乳につけこんで肉を柔らかくしてみたり、ソースに工夫をして濃厚さを出すのかと思ったが、答えはなんと「少量の化学調味料を使う」だった。
当時は、美味しんぼが料理漫画としては全盛で、化学調味料は悪だよね。自然のおいしさが一番だよね。と、いうブームの時代にこの漫画はなんていうアンチテーゼをぶち込んでいるんだ。と、中学生ながらに感動したものだった。
と、いう話を、美容室のお姉さんに熱く語っていたのだが、今考えると、キモイなー。と、思うとともに、ネットがある今の時代はうらやましいな。と、切に思う。
せめて実家の近くにメイド喫茶があれば、そこでそういう話もでき・・・できないか。
趣味は人の数だけあり、周りには、アニメが好きになり声優さんにはまる人や、アイドルにはまる人が多かったりして、趣味を共有できる人がいたのは誠にうらやましい。メディアの特徴からか、テレビでも、ラジオでも趣味を共有することができない中学生時代。ひたすら古本を買い集め、高校を卒業するころには、その冊数は2000冊を超えていた。
一日に漫画は10冊以上読み、しかも同じ漫画を何度も繰り返し読めた情熱。若さとはすばらしいと今になってそう思う。
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