キャリアアップ プリンセス☆ローズの目指せプロご主人様への道 私の主任時代~名古屋編~(9) 忍者ブログ

2017/11/13 (Mon)
私の主任時代~名古屋編~(9)
授業の割り振りが終わると最後は、各生徒の「担任」を割り振ることとなる。担任とは、単純にその顧客の窓口担当で、時間割の変更や増減、進路指導、講習促進など多岐にわたる。まぁ、言ってしまえばその顧客のナンデモ屋だ。

約600人近い生徒を3人のチームでどう割り振るか。これもまた、顧客の満足度を上げるために重要な作業となる。

当時の私以外のメンバーは、入社2年目のサクラさん、入社1年目のヤセガワさんというフレッシュ感極まりないメンバーだった。そもそも、管轄する私だって入社3年目なのだから、贅沢なんて言ってられない。平均3年前後でやめてしまうベンチャーなのだから、年次数は二の次で、「人がいる」というだけで有り難い現状だったのだ。

サクラさんは、入社2年目ではあったが、一度高卒で社会人となり、必要性を感じて大学に再度入りなおしたという豪傑だった。偏差値35からの中央大学合格と言っていたが、ベンチャーでよくある成り上がり物語の見本みたいな人だった。

ストレートの入社ではないので、年齢的には新卒よりは少し上で、やはり社会人の意識も高かった。実際に対面したのは名古屋が初めてだったが、その名前は、会う前から知っていて、全国共通の掲示板で1年目にも関わらず堂々と書き込む姿勢が社内では有名になっていた。

人懐っこく、愛くるしい笑顔とは裏腹に、「1番」という数字に執着するタイプで、初めての説明会担当にも関わらず、自分にどんどん振ってくれ。と、校長に直訴するほど精神力と行動力があった。普通、説明会は、結果を出した人から順に割り振られるので、担当1年目はどうしても出番が少なくなる。1軍に上がっても、最初はスタメンで出場できないプロ野球なんかと同じ仕組みだ。

そこで平然と「他の人より私の方が断然結果を出せます」と、言いきれるのだから恐ろしいメンタルの強さだ。そして、実際に結果を「出した」のだから彼女はホンモノである。70%ですごいと言われる入会率で、彼女は90%の数字をたたき出していた。

彼女は、人の気持ちに共感し、感情を揺さぶる。と、いう点には長けていたが、論理的・客観的に物事を俯瞰する。と、言う点では、苦手だった。前回話した時間割組を任せると、普通は1~2%のミスが、10~20%くらい起こってしまうし、金額のミスもたびたびあった。仕事を任せる方としてはひやひやである。一長一短のとんがったタイプで、一緒に働くには、人を選ぶタイプではあるだろう。しかし、名古屋での成功は彼女の協力なしにはあり得なかったので今でも彼女には感謝をしている。


もう一人のメンバーは、ヤセガワさんだった。こちらは純新卒でピカピカの22歳。背が高くぬぼ~っとしたいでたちで、いかにも人が良さそうな柔和な顔をしている。優しそうという雰囲気がある一方、生徒を合格に導くためには、「頼りない」という雰囲気も出ており、彼をいかにして頼もしくしていくかが私の仕事だった。

彼については、なかなか面白いエピソードがある。初めての社会人で、縁もゆかりもない土地へ飛ばされたのだから、彼のプライベートもある程度は充実しているのかな?と、定期的に、「どう?最近何か面白いことは
あった?」とか、「最近悲しかったことはある?」みたいなテンプレの話題を振るのだが、ある日彼から帰ってきた答えが、「先日、実はカツアゲにあいまして・・・」の答えだったのだ。

え?社会人になってカツアゲにあう?と、普通の人なら驚くだろうが、それを実現してしまうのが、ヤセガワさんの人柄なのだ。

しかも、「いくらくらい取られたの?」聞くと、「2万円取られました。でも、本当は2万5千円くらい持ってたけど、かわいそうだから、5千円は見逃してやる。と、言われました」と、いうエピソード付きなのだから、カツアゲした本人もヤセガワさんの人柄を認めた?のだろう。


同じようなエピソードで言えば、高卒生担当のアスムラさんのエピソードも強烈だ。

彼もある日名古屋の駅前を歩いていて、通りすがりの人から「福岡から電車を乗り継いで知人に会いに来たのですが、財布を落としてお金が足りなくなってしまいました。1000円で良いので貸してくれませんか?」と言われて、「困ってるなら1万円貸しますよ」と、言って、1万円を渡したというエピソード持ちの人間だ。

馬鹿なの?と、普通の人なら思うだろうが、アスムラさんについては京都大学の院卒だし、ヤセガワさんについても、中央大学卒のTOEIC980点という、無駄すぎる能力の持ち主である。

最近はやりの安全漫才のミヤゾン並みの人の良さ?だが、私が所属していた2社目の会社は、なんだかんだで「人が良い」人が集まった素敵な会社だった。今でも在籍していたことを誇らしく思う会社である。

なんとも疑わしい日々が続く、分断化しつつある現代においては、あの頃の話は夢のような理想郷にも思えてくる。あの会社は、今も理想を達成し続けているのだろうか?


話は少しそれてしまったが、与えられたメンバーで、最大の成果を出すためにローズの担任割り振りは続いていく。
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